妊娠初期の頃は赤ちゃんがきちんと成長してくれるか不安になり、つわりも酷く悩んだ妊婦さんも多くいたことでしょう。妊娠五ヶ月は安定期です。やっと一息つく時期でもあり赤ちゃんの成長が目に見えて分かる時期でもあります。
そこで今回は 妊娠 五ヶ月 とはどんな月か、赤ちゃんや体調の変化について説明します。
妊娠五ヶ月とはどんな月?赤ちゃんや体調の変化について
妊娠五ヶ月はどんな月?
妊娠五ヶ月は赤ちゃんの成長とともにお腹が目立つ時期でもあります。今までお腹が目立っていなかった人でも腰周りが大きくなり乳腺が発達し始めるので胸も大きくなり全体的にふっくらとします。この時期は周りからみても妊婦だとわかります。
またホルモンの関係で食べた物のエネルギーが脂肪になってしまうために太りやすくなる時期でもあります。今まで好きな食べ物を食べていた人も栄養を考えてバランスの良い食事にしていきましょう。体重の増加に注意が必要です。
また妊娠五ヶ月頃から赤ちゃんの胎動を感じる人が増えてきます。
胎動を感じることができる!
赤ちゃんは妊娠してから二ヶ月頃になるとお腹の中で動き始めますが、胎児がまだ小さいのではっきりとした胎動を感じることができません。
しかし妊娠五ヶ月頃になると胎児も成長するため胎動を感じることができます。日が経つごとに胎動を感じる回数は増加していきますが胎児は夜の方が活発に動くため日中は胎動を感じにくい人がほとんどです。
この時期は昼は母親の体の動きが心地よくて寝ていることが多く、夜中などに活発に動くと言われています。胎児が成長するに從って胎児の位置が固定されてきますがまだ動きまわることができるため胎動をあちこちで感じることができます。
安定期に入ったからと言って無理はしないで
五ヶ月に入ると胎盤ができて安定期に入ります。そのため妊娠初期の頃と違って流産をしてしまう確率は2%以内と下がります。しかし流産の可能性は0と言うわけでは体調の管理には十分気をつけましょう。
お腹が張ったり、腹痛や腰痛を感じたり、出血をしてしまった場合は常位胎盤早期剥離の可能性があり非常に危険です。
常位胎盤早期剥離は胎盤が剥がれてしまうことで、胎盤が剥がれると胎児へ栄養や酸素が上手に行き渡らなくなってしまいます。最悪の場合、死亡する恐れもあるので異常を感じたらすぐに病院を受診しましょう。
母親の体も変化する時期
出産に向けて母親の体も変化していく時期でもあります。幾つか体の変化を紹介しますが異常ではないので安心してください。
1つ目はお腹の痒みです。赤ちゃんが大きくなるのでお腹の皮が伸びていき痒みを伴います。痒い部分をかいてしまうと妊娠線ができてしまうので妊娠線クリームをつけて痒み予防をしましょう。
2つ目は初乳です。乳首が衣服などで擦れただけで嫌な気持ちになる人が多くいます。妊娠五ヶ月を過ぎると乳首から黄色い汁がでてくる人もいます。これは異常ではなく赤ちゃんのための初乳なので安心してください。
3つ目は足の付け根が痛くなることです。子宮が大きくなることで線維帯が引っ張られて痛みを感じるようになります。あまりに痛む場合はストレッチをしましょう。
日本独特の文化、戌の日
妊娠五ヶ月に入ると戌の日に妊婦さんが安産祈願のお参りをして腹帯を巻くという日本独特の文化があります。これは犬のお産が軽いことにちなみ、出産が安産になるようにと言う願いが込められているのです。
腹帯はかかりつけの産婦人科や神社でも購入することができます。戌の日が大安や週末、祝日になると混雑をするため予約がとれない場合もあります。早めに調べて予約をしておきましょう。
妊娠五ヶ月は安定する時期でもあり、胎動を感じる嬉しい時期でもあります。しかし体調も変化していくので無理はせずにおかしいと思ったらすぐに病院を受診しましょう。
まとめ
妊娠五ヶ月とはどんな月?赤ちゃんや体調の変化について
妊娠五ヶ月はどんな月?
胎動を感じることができる!
安定期に入ったからと言って無理はしないで
母親の体も変化する時期
日本独特の文化、戌の日