妊娠 中はお腹に赤ちゃんがいるから 腹筋 運動はできない…。なんて思っている方も多いと思います。しかし、実は腹筋を鍛えることは出産に向けてとても大切なことなのです。
だからといって、むやみやたらにトレーニングをしてしまうと、身体やお腹の赤ちゃんに悪影響を与えててしまうので注意が必要です。
妊娠中は出産に向けて腹筋を鍛えよう!!
なぜ妊娠中でも腹筋運動が必要なの?
妊娠中は、日が経つにつれて大きくなってくるお腹を支えるために妊娠前と比べると腹筋が薄くなってきてしまいます。腹筋が薄くなると筋力が弱くなりやすいだけでなく、なにもせず放っておいてしまうと腰痛の原因となってしまいます。
また、出産時には腹筋が必要となってくるので、妊娠中の腰痛の予防だけでなく出産時に少しでも楽にお産が進むようにするためにも腹筋を鍛えておくことが重要なのです。
さらに、腹筋運動に限らず、妊娠中の運動は不快感や不安感をやわらげて感情をおだやかに保つというメリットもあるといわれています。
腹筋運動おこなう際の注意点
腹筋運動をおこなう際には大きな注意点があります。
まず、運動前にお腹が張っていないかということを確認してください。運動前からお腹が張っている場合や、運動中にお腹が張ってきたと感じた場合には運動は中止しましょう。
運動が可能な場合でも、激しい運動や無理な強度での運動は避け、30分以上の運動も控えてください。また、運動する環境としては高温多湿な場所は避けて水分補給をしっかりとおこないましょう。
当然ですが、運動をはじめようと考えている場合には担当の医師の方の許可を得てからはじめるようにしましょう。
妊娠中でもできる腹筋運動~仰向け寝~
妊娠中には腹筋を割るような激しいトレーニングはできませんが、軽い腹筋運動であればおこなうことが可能です。
今回は2種類のトレーニングを紹介します。
まずは仰向け寝でおこなう場合です。
最初に仰向けに寝て膝を曲げ、足の裏を床につけます。床に寝たときに背骨がまっすぐになってしまうと腰痛を引き起こしてしまう可能性があるため、左右どちらかのお尻の下に枕をいれます。
この状態でゆっくりと息を吐きながら腕が膝につくまで頭と肩をあげていきます。膝に腕がついたら息を吸いながらゆっくりと仰向けの姿勢に戻っていきます。
朝と夜に10回ずつおこなうと効果的です。腹筋が鍛えられるだけでなく、腸を刺激するため便秘の改善にも効果があるといわれています。
妊娠中でもできる腹筋運動~立位~
立った状態でおこなう腹筋運動もあります。足を少し広めに開き膝を軽く曲げた状態で、太ももに両手をおきます。背中は伸ばした状態でやや前かがみの姿勢になります。
息を吸いながら肘を骨盤に近づけるようにゆっくりと脇をしめていきます。この状態から息を吐きながら腰を丸めてお腹を持ち上げるようにします。
息を吸いながら最初の姿勢に戻っていきます。この一連の動作をゆっくりとしたペースで8回ほど繰り返していきます。
異常を感じた場合にはすぐに病院へ相談
運動をしている最中にお腹が張ってきた場合にはすぐに運動を中止し、お腹の張りがおさまるまで待ちましょう。少し休んでお腹の張りがおさまる場合には特に大きな問題はないといわれています。
しかし、しばらく休んでいてもお腹の張りがおさまらなくなってしまった場合や、お腹の痛みが強くなり出血などが起きてしまった場合には病院へいくことをおすすめします。
病院へ行った際には症状がでる前にどのような運動をどれくらいおこなったのかを詳しく病院の先生に説明すると、原因がすぐにわかり素早く適切な対処をおこなうことができるのでおすすめです。
まとめ
妊娠中は出産に向けて腹筋を鍛えよう!!
なぜ妊娠中でも腹筋運動が必要なの?
腹筋運動おこなう際の注意点
妊娠中でもできる腹筋運動~仰向け寝~
妊娠中でもできる腹筋運動~立位~
異常を感じた場合にはすぐに病院へ相談