妊娠 中期 になると、つわりが落ち着いてきますが、その代わりに 腹痛 を感じることが増えてきます。
お腹が ズキズキ と痛む場合には、なにか危険なことがおきているのではないかと不安になってしまうこともあります。では、どのような場合には病院へいくべきなのでしょうか。
妊娠中期の腹痛でズキズキする場合は危険？
ズキズキと感じる腹痛の原因
妊娠中期になると、つわりが落ち着いてきて生活に少し余裕がでてくるかと思います。しかし、なかには中期以降になるとお腹にズキズキとした痛みを感じる方もいらっしゃいます。
この痛みの原因として考えられるのは、赤ちゃんの成長によってお腹が大きくなることや便秘、早い方では前駆陣痛ということが考えられます。
お腹が大きくなることで、子宮がねじれてしまうことを防ぐ靭帯が引き延ばされて痛みを感じるようになるのです。
これらの痛みの場合にはとくに問題はないのですが、場合によっては注意が必要な場合があります。
痛みがある場合に危険な症状は常位胎盤早期剥離や子宮頚管無力症、感染症、子宮収縮などがあります。
これらが原因となって痛みがおきている場合にはすぐに処置を施さなければお母さんと赤ちゃんに危険がおよびます。
そのため、あまりにも痛みが強い場合や続く場合には病院へいきましょう。
危険な痛みとのみわけ方
痛みを感じた場合には様子をみておいてもいいものか、それともすぐ病院にいかなければいけないのか自分で判断をするのは難しいかと思います。
危険な場合にはすぐに病院で処置を施すことが必要になりますので、しっかりとみわけることが重要です。
安全な痛みの場合には痛みを感じる場合には子宮全体や両脚の股関節が痛むことはなく、片側か左右交互に痛むことが多いです。
また、痛みを感じた場合に横になって安静にすることで痛みがひいていきます。
それに比べて痛みが子宮全体や痛みが両側に感じる、安静にした場合でも痛みがひかない、むしろ痛みが悪化していきます。
さらにひどい場合には出血があります。このような場合にはすぐに病院へいきましょう。
腹痛がおきたときの対処法
腹痛がおきたときにはまずは横になって安静にしましょう。痛みがある側を下にするとより痛みが楽になりやすいです。
前駆陣痛などの痛みの場合には前かがみなど体勢を変えると痛みが引く場合もありますので、寝返りをうったり姿勢を変えることをおすすめします。
また、便秘によって痛みがある場合には食事を見直すことをおすすめします。食物繊維を多く含む食品や水分を多く補給できるスープなどもおすすめです。
さらに、妊娠中は水分が赤ちゃんへと取られて体内の水分が少なくなってしまうので、これまでよりも多めにお茶や水などの水分をとりましょう。
これらの対処法をとった場合にも痛みが引かない場合などは、すぐに病院へ受診することをおすすめします。
病院へ向かう際には突然出血などが起きてしまう可能性もあるので、バスタオルや大きめのナプキンをもって行動することをおすすめします。
また、できる限り家族の方についてきてもらうか、タクシーなどを利用しお母さん自体はあまり動かなくても良いようにしましょう。
悩んだときにはすぐに病院へ
これまで妊娠、出産を経験している方はなんとなく痛みが安全なものか危険なものかを判断できるかと思いますが、初産婦や初めて腹痛を感じた場合には痛みの区別がつかない場合もあります。
痛みの判断が難しい場合には、まず病院へ電話して相談しましょう。電話の時点で対処できる場合には指示を受けることができます。
もし危険な場合にはすぐに病院へくるように指示があります。
こんなことで電話しても…。と思ったとしても、もし処置が遅れてしまってお母さんや赤ちゃんが危険にさらされてしまっては困るので遠慮せずに電話をしましょう。
まとめ
妊娠中期の腹痛でズキズキする場合は危険？
ズキズキと感じる腹痛の原因
危険な痛みとのみわけ方
腹痛がおきたときの対処法
悩んだときにはすぐに病院へ