妊娠初期の頃はつわりが酷かったり出血をしたり何かとトラブルが多く悩む人も多かったことでしょう。しかし妊娠中期になるとほとんどの人がつわりも落ち着き活発に動けるようになります。そんな妊娠中期に意外と多いトラブルが腹痛です。
今回は 妊娠 中期 の 腹痛 の原因と気をつけることは何かを説明します。
妊娠中期の腹痛の原因は?気をつけることは何?
妊娠中期の腹痛の原因は?
妊娠中期の腹痛の原因は主に3つあります。
1つ目は子宮が大きくなるからです。中期は特に胎児の体重も一気に増え身長もどんどん伸びていきます。そのため子宮底長の長さが11センチ程度あったものが中期では伸びる人で30センチにもなります。
子宮が大きくなるのでお腹の皮膚に力がかかり腹痛を感じる妊婦さんは非常に多いです。
2つ目は前駆陣痛の痛みです。前駆陣痛は通常臨月になってからと思っている人も多いですが、実は出産日にまだまだ遠い中期でもおこる可能性があるのです。これは母体が出産に向けて準備をしている自然なことなので出産に繋がることはありません。
妊娠中期の腹痛はホルモンバランスも関係あり!
妊娠中期は腹痛を感じて便秘や下痢になってしまう人が多いです。これはホルモンバランスが崩れてしまうことで腸内環境が安定しなくなってしまうからなんですね。妊娠中期に気をつけて欲しい腹痛、特に下痢の症状を説明します。
1つ目は下痢と嘔吐をしてしまう場合です。この場合は感染症や食中毒にかかっている可能性があります。同じく水下痢をしている場合もです。すぐに病院へ行きましょう。
2つ目は下痢の中に出血が混ざっている場合です。出血は切迫流産の可能性もあるので気をつけなければいけません。
3つ目はお腹が張って下痢の症状があらわれている場合です。お腹があまりに張る場合は子宮口が開いてしまう可能性があるので注意が必要です。
こんな腹痛の症状はすぐに病院へ行きましょう
妊娠中期でも安心してはいけません。妊娠中期の腹痛は心配しなくても良い場合と危険な場合もあるのです。次の症状があらわれたら遠慮せずにすぐに病院へ行きましょう。
まずはお腹全体が痛くなり、一定の間隔で規則的に痛みがおこっている場合です。バラバラの感覚で痛みがあるならあまり心配はいりませんが同じ間隔で痛みがあるなら陣痛に繋がった可能性もあります。早めに病院へ行きましょう。
痛みを感じる場合はすぐに横になり、間隔を計ってみることをお勧めします。痛みが長い時間続きおさまらない場合も病院へ行きましょう。他にも出血や胎動がなくなった場合も念の為に受診をすることをお勧めします。
心配ない腹痛もある
腹痛を感じたら何でもすぐに病院を受診しなければいけないわけではありません。心配しなくても良い腹痛があります。
まずは不規則な痛みです。痛みが不規則な場合は横になって休みましょう。子宮が大きくなって皮膚が引っ張られているのでおこっている痛みと考えられるのである程度時間が経てばおさまります。
また痛みの場所が一部だけの場合も心配いりません。例えば足の付け根付近や下腹部などは子宮を支えている靭帯が引っ張られて痛みを発していると言えます。あまり気にしないようにしましょう。
普段の生活から腹痛を予防しよう
妊娠中期に腹痛を予防する方法を紹介します。
1つ目は無理をしないことです。妊娠中期は安定期と言っても無理は禁物です。仕事のしすぎや交通機関で長時間立っているなどはなるべく避けましょう。
長時間立ちっぱなしはお腹が張ります。なるべくタクシーや車を利用したり電車内では座るように心がけましょう。また仕事中に体調が悪くなったら休むようにしましょう。
2つ目はストレスに気をつけることです。ストレスが溜まると体調にも影響をします。具合が悪くなったり血流が悪くなって体が冷えたりします。自分なりのストレス発散方法を見つけて過ごしましょう。
3つ目は冷えに注意をすることです。体が冷えるとお腹も張るので気をつけましょう。
妊娠中期の腹痛は意外と体験している人が多いトラブルの1つです。安心できる腹痛と病院へ行かなければいけない腹痛があるので注意をしましょう。
まとめ
妊娠中期の腹痛の原因は?気をつけることは何?
妊娠中期の腹痛の原因は?
妊娠中期の腹痛はホルモンバランスも関係あり!
こんな腹痛の症状はすぐに病院へ行きましょう
心配ない腹痛もある
普段の生活から腹痛を予防しよう