妊娠 が確実になっていても出血をする場合があります。出血が続いても赤ちゃんを無事に出産した方も多くいますので、下着についた 血 をみて青くなる必要はありません。
妊娠中になぜ出血をするのか、その原因を知り、不安を少しでもとりのぞきましょう。
妊娠したのに出血が!妊娠初期は血を見てもあせらないで
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妊娠初期には出血は多いものです
妊娠したはずなのに出血を経験する方は多いものです。妊娠初期の出血には原因はさまざまあり、人により経験したりしなかったりと個人差もあります。
しかし出血が必ずしも流産につながるものではない、ということは念頭に置いておきましょう。心配しすぎて焦ってしまうことが一番良くありません。
心配な場合は早めに病院に行き、医師に診察してもらうことが第一ですが、考えられる出血についての知識を持っておくと安心できるかもしれません。
考えられる原因1:着床出血
着床出血はその名のとおり、着床した際に出血をすることをいいます。着床出血が起こる時期は生理開始予定日前後に起こる場合が多いため、生理と勘違いしてしまう方もいます。しかし多くの場合、生理と着床出血には違いがありますので、その違いで判断をしましょう。
出血の量が違う
着床出血は、ほとんどの場合はごく少量の出血です。おりものに血が混ざる程度の方、下着に血がにじむぐらいの量の場合が多いです。生理のように、大量に出血するのはごく稀だと言われています。
出血の色の違い
鮮血の状態で着床出血が起こる方よりも、おりものに混ざったピンク色や薄茶色の状態で出血する場合が多いようです。中には真っ赤な鮮血の方もいますが、ほとんどが量が少ないため、判断付きやすい色の場合が多いです。
出血の期間
着床出血は生理のように長い期間続きません。長くても2日から3日にはおさまります。
考えられる原因2:切迫流産
出血により医師の診断を受けると切迫流産と告げられる場合があります。しかし切迫流産は流産ではありませんので、まずは心配しないでください。
切迫流産も原因がさまざまあります。切迫流産の原因のひとつに絨毛膜化出血があります。これは絨毛膜の外側に血液がたまっている状態をいい、お腹の痛みがある方もいますし、全く症状がない方もいます。
この場合も流産に直結する状態ではありませんので、医師の指示にしたがって過ごせば元気な赤ちゃんを出産できますので安心して過ごしてください。
考えられる原因3:子宮膣部びらんなどがあった場合
子宮膣部びらんは妊婦さんだけにおこる症状ではなく、子宮の入口などがただれてしまい、内診などの診察により出血を起こしてしまうのです。
これが原因の出血でも、長く続くことはなく、ほとんどがおりものに血が混ざるなどの状態での出血です。自覚症状もあまりありませんので、腹痛などが起こる方は少ないようです。
危険が考えられる出血
妊娠中は出血が起こる場合が多いですが、中には危険な出血もあります。激しい腹痛が起こったり、出血の量が大量だった場合はすぐに病院で診察を受けてください。
妊娠初期の状態は、妊娠を確認はできていても、それが正常妊娠か確認できていない場合があります。万が一子宮外妊娠だった場合は、大変危険な状態に陥っている可能性も考えられます。痛みが激しい場合は躊躇せずに救急車を呼んでください。
不安な気持ちではなく、強い気持ちをもって過ごそう
妊娠中は少しの出血でも不安になり、お腹の赤ちゃんが心配になるものです。それはもちろん当たり前のことですが、医師に診察をしてもらい、心配ないと判断されたのでしたら必要以上に心配するのはやめましょう。
母親になるということは、これから多くの試練が待ち受けています。子育てをして行くためには強くならなければいけません。自分はもう母親なのだと気持ちを強く持って、赤ちゃんをしっかり守ってください。お腹の赤ちゃんを守れるのは母親にしかできない仕事なのですから。
まとめ
妊娠したのに出血が!妊娠初期は血を見てもあせらないで
妊娠初期には出血は多いものです
考えられる原因1:着床出血
考えられる原因2:切迫流産
考えられる原因3:子宮膣部びらんなどがあった場合
危険が考えられる出血
不安な気持ちではなく、強い気持ちをもって過ごそう