妊娠 中には切迫流産や切迫早産などと診断されると、自宅や病院での 安静 を強いられることがあります。病院では管理を完璧におこなってくれるため安心ですが、自宅の場合では家事や育児などもあるかと思います。
では、自宅での安静の場合にはどの程度で安静にすればよいのでしょうか。
妊娠中、自宅で安静と指示された場合の注意点
妊娠中に安静といわれる場合
妊娠中に切迫流産や切迫早産の可能性がある場合には、自宅で安静、もしくは管理入院をしなければならない可能性があります。
管理入院の場合には病院で1日中管理をしてもらえるため安心ですが、自宅で安静にする場合にはどの程度で安静にすればよいのかがわからない場合があります。
また、初産婦の場合であればご主人やご家族に協力してもらい家事のペースを調節し安静にすることも可能ですが、経産婦の場合では上の子のお世話などがあるため安静にすることが難しい場合もあります。
ひとことで“安静”といってもどのくらいは動いてよく、日常生活はどのように送ればよいのでしょうか。
日常生活内での安静の範囲
日常生活のなかでお風呂やトイレ、食事などの日常生活動作をするにあたってはどの程度可能なのでしょうか。
まず、お風呂の場合です。お風呂やシャワーなどは疲れをとるために長めにおこなっても良いと思われがちですが、実は入浴は感染症を引き起こすこともあり、さらに自分が思っているよりも体力を消耗してしまうことがあるのです。
そのため、お医者さんから許可がある場合を除いては極力入浴は控えることをおすすめします。シャワーの場合も2日に1回浴びるようにすることがおすすめです。普段は身体をタオルで拭く程度にすることがおおすすめです。
また入浴の許可がでた場合でも、短時間で入浴を済ませ、夜にお腹が張りやすい方は昼間に入浴を済ませることをおすすめします。
次に、トイレです。トイレにいくことはかまいませんが、長居をしてしまうと身体が冷えてしまうためできる限り短い時間でトイレは済ませるようにしましょう。
また、排便をする際には無理に出そうとしていきんでしまうとお腹に負担がかかり出血を引き起こしてしまう可能性もあるため注意が必要です。
最後に食事についてです。食事は場合によっては座っておこなうことも禁止されている場合もあります。その場合には寝たまま少し頭を上げて食事をとるようにしましょう。
また、冷たいものやカフェインを含むものは子宮を収縮してしまうので、できる限りあたたかいものを摂取するようにしましょう。
家事について
安静期間中の家事はできる限り旦那さんやご家族におこなってもらうようにしましょう。どうしても手伝ってもらえない場合でホコリなどが気になってしまう場合にはモップなどをかける程度で済ませることをおすすめします。
掃除機は持ち上げる際にお腹に力がかかってしまう可能性が高いので、使用を控えることをおすすめします。
また、食事の調理についても極力避けることをおすすめします。
お腹に特に力を入れないから調子のよいときに料理をしようと思っている方もいらっしゃると思いますが、調理中に長い時間キッチンに立っていること自体が身体に負担をかけてしまっているので、極力ご家族の協力を得るようにしましょう。
外出について
外出は、検診など必要な時以外は控えるようにしましょう。身体の調子が良いときであっても外出した際に風邪などを人からもらってしまうと風邪によって体力を奪われてしまうことになるので、外出は原則禁止となることが多いようです。
車の運転なども控えるようにし、階段などを上がらなければいけない際には最善の注意を払いながら歩きましょう。
これまで、安静にする事項などさまざま述べていますが、安静にする範囲はそれぞれの身体の調子などによっても変わってきますので、担当のお医者さんにどのくらいの範囲であれば行動が可能なのかを聞いておくことがおすすめです。
まとめ
妊娠中、自宅で安静と指示された場合の注意点
妊娠中に安静といわれる場合
日常生活内での安静の範囲
家事について
外出について