望んでいた妊娠が判明し、ドキドキの妊娠生活がスタートしていきます。体が赤ちゃんに備え急に変化していく 妊娠初期 、今までと同じ生活は送れませんよね。ではどんなことに 気をつけて 生活していけばいいのでしょうか。
これからはじまる妊娠生活、
そんな妊娠初期に気をつける事は何?
妊娠初期とはどんな時期?
妊娠に気づき体調の変化を感じる頃。初期はこれからの妊娠生活の基礎をつくる大切な時期です。
まず、4週から7週目が妊娠2ヶ月目となります。この頃は月経のような出血が見られる人もいます、これは着床出といい問題はありませんが、体に異変を感じたら妊娠の確認をしておきましょう。つわりがスタートする時期でもあります、乳房に張りを感じいよいよ妊娠したという実感がわいてくるでしょう。でもまだまだお腹の赤ちゃんはさくらんぼ1粒程度の大きさです。
そして、8週~11週目に入ると、つわりがピークになり辛い時期です、便秘に悩むママも現われます。子宮がどんどんと大きく成長するので、足の付け根に痛みを感じることも。この頃の赤ちゃんはイチゴ1粒程度、もうしっかり臓器が完成し、羊水を飲んでおしっこをしています。
出血について
初期に多いトラブルはなんといっても出血です。多くのママ達が心配し頭を悩ませるのではないでしょうか。初期の出血の原因はさまざまあり心配ないものもありますが、流産や子宮外妊娠など重大な問題を引き起こす事もあるので注意が必要です。出血の種類をまとめてみました。
- 着床時出血
月経と同じ時期に出血します、妊娠していてもホルモンが今まで通り働いてしまった結果起こります、2日から3日で治まります。 - 子宮膣部びらん
子宮の入り口がただれてしまい不正出血します、小量なもので心配は要りません。 - 子宮頚部ポリープ
子宮頚部に出来るポリープで、このポリープから出血しますが痛みは感じません。流産や早産の原因となるので妊娠中に切除する場合もあります。 - 絨毛膜下血腫(じゅうもうまくかけっしゅ)
子宮を包んでいる絨毛膜の外側に血がたまっている状態です。切迫流産の症状の一つです。 - 胞状奇胎(ほうじょうきたい)
胎盤を作る絨毛が急激に増え、赤ちゃんを吸収してしまう病気です。 - 子宮外妊娠
子宮の中以外で着床してしまうこと、着床した部分を切除するので赤ちゃんは諦めることになります。 - 子宮頸がん
子宮頚部に出来る癌です。出血時にはかなり症状が進んでいる可能性があります。 - 早期流産
そのほとんどが胎児側に理由があり、染色体異常が原因です。ママは自分を責めてしまいますが、母体が原因というケースはまずありません。
このように出血と一口で言っても原因はさまざまです、気にしすぎてもよくありませんが、異変を感じたらすぐに医師の診察を受けましょう。
つわりについて
つわりの症状は人により大きく異なります。しかし時期が過ぎれば自然に治まっていくもの「食べれる時に食べれるものを」が基本です。しかしつわりがひどく、水も口に出来ない、トイレの回数がへる、体重が激減するなどの症状がでたら『妊娠悪阻』の可能性があり、治療が必要です。これにより赤ちゃんが育たないと言う事はありませんので心配いりません。
便秘と痔について
妊娠中はホルモンの影響で便秘になりがちで、子宮が大きくなり圧迫されるので痔も発症しやすい状態です。水分、食物繊維、乳酸菌をしっかりとって決まった時間にトイレに入る習慣をつけましょう。近年、低脂肪ヨーグルトは子供が喘息や花粉症になりやすいとの研究結果が出ています。胎児の免疫を作るのに酪農製品の脂肪が助けになっている可能性があるのだそうです。
感染症について
妊娠初期の感染症は赤ちゃんに影響してしまいます「胎児感染」には十分に気をつけましょう。また分娩時の「産道感染」はママが病気を治療せずに分娩することによって赤ちゃんが感染してしまうというもの。
感染症は早期に発見し、治療することが不可欠です。インフルエンザなどが流行している時期はなるべく人ごみを避けたり、うがいや手洗いを徹底したりいつも以上に気をつけましょう。そして家族の協力も必要です。
上記以外にも、禁酒、禁煙、カフェイン、X線、薬など気をつけるべきものは沢山あります。気にしすぎてストレスになってもよくありませんが、ママのちょとした努力が赤ちゃんに大きな影響を与える時期だと言うことを忘れないように過ごしたいですね。
妊娠初期は体も心もまだ準備段階、ホルモンの急な変化にイライラしたり落ち込んだりするのは当たり前の事です。だからこそパパのサポートが大切です。決して頑張りすぎず、二人でこれから始まるマタニティライフを楽しんでいけるように、パパの愛情で包んでもらいましょう。
まとめ
これからはじまる妊娠生活、そんな妊娠初期に気をつける事は何?
妊娠初期とはどんな時期?
出血について
つわりについて
便秘と痔について
感染症について