臨月を迎え出産が間近に迫っていると思うと不安になりませんか?陣痛や出産の痛さに耐えられるのだろうかと不安に思う人は多いです。不安の一つに内診グリグリがあります。陣痛より痛いと感じる人もいるほどです。
内診 グリグリ とはどのようなものなのでしょうか。
内診グリグリで陣痛は来るの?
内診グリグリとは?
内診とは膣から指や器具を入れて膣内や子宮や卵巣の状態をみることです。子宮の大きさ、形、硬さをチェックし、子宮内の赤ちゃんの様子を経膣超音波検査で確認します。
臨月に入るまでは赤ちゃんが出てこないように子宮口が閉じているか、子宮頚管の長さは十分かなどを確認しますが、妊娠37週を超えると赤ちゃんがいつ生まれても良い状態です。
子宮口のやわらかさ、状態、開いているか、赤ちゃんが下りてきているか、破水していないかを内診で確認します。予定日が近づいてもお産の兆候がないと内診グリグリで子宮内を刺激します。
正しくは卵膜剥離と言い、子宮口に指を入れて回転させるようにして卵膜を剥がします。お母さんと赤ちゃんの状態をみて行いますので必ずしも内診グリグリをされるわけではありません。
経膣分娩予定の人で子宮口が硬く開いていない、または指1本分程度しか開いていない人に行われるようです。
内診グリグリは陣痛より痛い?
痛みの感じ方には個人差がありますので一概に痛いとは言えません。しかし、ほとんどの人が内診グリグリで痛みを感じています。陣痛より痛いと感じる人もいますが少数派です。逆に全く痛さを感じなかったという人もいます。
多くの人が内診グリグリはいつもの内診より痛いと感じています。「思わず痛いと叫んでしまった」という意見もたくさんあります。内診グリグリが恐怖になるでしょう。しかしその痛みはもうすぐ赤ちゃんに会える痛みだと前向きに捉えましょう。
痛みを和らげるために
内診グリグリの痛みを和らげるために以下のことに気をつけましょう。
力まない
痛いと思うと身体に力を入れてしまいます。余計な力が入ると痛みが強くなってしまいます。
フーフーと息を吐く
上記の対策とも言えますが、息を吐くことで身体の力が抜けていきます。声だけで「フーフー」と言っているだけではいけません。息を吐くことに集中してください。
これは陣痛のいきみ逃しと同じ方法なので、いきみ逃しの練習だと思ってやってみてはいかがでしょうか。
内診グリグリ後の痛みは陣痛?
内診グリグリをした後もチクチクした痛み、ズーンと重い痛み、腰の痛みなどを感じる人がいます。これが陣痛に繋がる人もいれば治まってしまう人もいます。痛みの間隔をチェックしましょう。規則的な痛みなら陣痛である可能性が高いです。
内診グリグリにより出血することもあります。おしるしと迷うかもしれませんが、内診グリグリの後の出血であればおしるしではないと考えて良いでしょう。中には内診グリグリの刺激により破水してしまう人もいます。異常を感じたら早めに産婦人科へ連絡しましょう。
内診グリグリが効果を発揮しやすいために
内診グリグリをして陣痛に繋がった人もいれば、チクチクした痛みを感じていたが治まってしまった人、なかなか陣痛が起こらなかった人などさまざまです。あれほど痛い思いをしたにもかかわらず予定日を超えてしまったという人もいるでしょう。
内診グリグリをしてもすぐに陣痛は来ません。出産に繋がるよう運動しましょう。たくさん歩きましょう。スクワットや雑巾がけも良いでしょう。
妊娠36週まではお腹が張ったら運動をしないように気をつけていたでしょうが、妊娠37週以降は頻繁にお腹が張っても良い時期です。体調の良い日はできるだけ毎日運動してください。内診グリグリと運動することで自然な陣痛がくるよう促しましょう。
まとめ
内診グリグリで陣痛は来るの?
内診グリグリとは?
内診グリグリは陣痛より痛い?
痛みを和らげるために
内診グリグリ後の痛みは陣痛?
内診グリグリが効果を発揮しやすいために