あなたは基礎体温をつけていますか?毎月生理が来ていても、排卵がきちんとされていないという人が多く存在しています。基礎体温をつけていれば、グラフが2層に分かれないなど、その異常に気がつくのですが、半数の方は 無排卵月経 に気がついていないというのが現状です。いざ子供がほしいと思ったとき、手遅れにならないように今のうちからきちんとチェックしておきましょう。
あなたの生理は大丈夫?無排卵月経の実態
無排卵月経の症状
下記のような症状が出た場合は無排卵月経の確率が高いので注意が必要です。
- 生理周期が24日以内で、月に複数回の生理が来る
- 生理周期が39日以上で生理のない月がある
- 生理の出血量が極端に少ない、または極端に多い
- 生理の血が薄く、おりもののように茶色である
- 生理自体が長く、10日以上続く
このことからの自己判断はお勧めできませんが、基礎体温が高温期と低温期に分かれず、低温期がずっと続くという状態の時はかなりの確率で「無排卵月経」であると予測できます。
又、黄体機能不全の場合は体温が維持できず、高温期が短くなるということもあります。
無排卵月経の原因
無排卵月経になってしまう原因は多岐にわたります。その大半は脳や卵巣機能の異常と言われています。脳は卵巣に女性ホルモンを出す指令を送り、そしてその指令を受け取った卵巣は卵子を作り出します。しかし、この流れがどこかで止まってしまうと無排卵月経を引き起こしてしまうのです。
主な原因ものとしては、ストレス過多、生活習慣の乱れ、過剰なダイエット、運動過多、冷えによる血行不良、そして喫煙によるものがあげられ、これらが脳や卵巣に悪影響を及ぼしているというのです。大抵は生理不順という形で気がつきますが、中には生理が来ても無排卵であるという事もあります。しかしこの場合、基礎体温を見ると低体温期がすっと続いているはずです。
しかし、注意をしたいのは黄体化非合破裂細胞(LUF)という、卵胞が黄体に変わってしまうもの。排卵がなくても基礎体温が高温期にはいるので見逃しやすいものです。
また、あなたが胃腸薬や抗神経薬を使用している場合もホルモンが出ずに無排卵になっているという事もあります。
そして脳下垂体の腫瘍や高プロラクチン血症など重大な病気が隠れていることもあるので、異常を感じたら適切な病院を受診しましょう。
改善方法
まずは専門の医師の判断をあおぐことが適切でしょう。何が原因で無排卵月経になっているのかを調べてもらう必要があります。自己判断だけで解決するのは危険です。
ちょっとした生理の異常は放置しがちですが、長く放置しておけば不妊の原因になってしまいます。妊娠を望むのであれば早期に解決しておくことをお勧めします。
あなたが日頃から気をつけて置くべき事は、生活習慣の見直しをして規則正しい生活を送ること。ストレスは排卵に大きな影響を与えるので、上手に発散しておく事。できる事ならゆったりした環境で過ごすことが何よりです。それでもなかなか改善させない場合は、排卵誘発剤、ピルなどの薬に頼ることになるでしょう。
しかし、これらの薬は長期の使用は出来ません。排卵誘発剤には子宮内膜を薄くするなどの副作用があり、ピルには自力で子宮をコントロール出来なくなってしまうという副作用があるからです。しっかりと納得した上で使用しましょう。
無排卵月経は、最近右肩上がりに増えているようです。悲しいことにストレス社会が繁栄されているのです。これから妊娠を望んでいるのなら、一度しっかり生理と向き合って安定した生理が毎回来るように、体を整えておきましょう。
まとめ
あなたの生理は大丈夫?無排卵月経の実態
無排卵月経の症状
無排卵月経の原因
改善方法