妊娠するためには卵巣から卵子が排卵されることが必要ですが、中には月経が起きても無排卵である方もいらっしゃいます。なぜ無排卵が起きてしまうのか、どうすれば改善できるのか、 無排卵 月経 の 特徴 を知ることでこれらの問題を改善していきましょう。
妊娠希望の方は必見!無排卵月経の特徴とは?
無排卵月経とは?
無排卵月経とは、月経が起きていても排卵をしていない状態を指します。この、無排卵月経は排卵障害のひとつで、不妊の原因の一つといわれています。
年代別でみると、30代の女性に多いと言われ、生理周期がバラバラであったり、生理が遅れることがよくあるなどの症状がみられますが、まれに毎月のように生理は起きていることもあるため自分自身では症状に気づくことが少なく、不妊治療の一環で見つかることも多いようです。
無排卵月経の原因
いくつか原因はあるといわれていますが、主な原因としては脳の中にある中枢部分や卵巣機能の異常が問題といわれています。
生理がおこるメカニズムとして、脳が卵巣に向けて女性ホルモンを分泌するように指令をだします。指令を受けた卵巣では女性ホルモンを分泌し、卵子を育てていきます。
しかし、卵巣がうまく機能しなかったり、脳から卵巣への指令が行き届かないと月経不順や無排卵月経につながってしまうのです。
無排卵月経の特徴は?
無排卵月経には、先ほども述べたように生理周期がバラバラ、生理が遅れる、生理痛が少ないなどの特徴があります。なかには、生理周期がきちんとしており、毎月月経がある方もいらっしゃるので、自分自身で判断することは難しいといわれています。
また、今現在でわかっている無排卵の可能性がある生理のタイプがいくつかあります。
生理周期の面から見ると、生理周期が短く24日以内で生理がくる頻発月経や生理周期が長く次の生理まで39日以上かかる稀発月経などがあります。
出血日数や量の面から見ると、2日以内で生理が終わる過短月経や8日以上出血が続く過長月経、1回の出血量が20g以内の過少月経があります。
以上のタイプの中で頻発月経の場合には、無排卵月経の可能性がおよそ60%、稀発月経のなかでも51日以上生理がこない場合にはおよそ30%の方が無排卵月経だといわれています。
妊娠を望む方で、以上のタイプの中で当てはまることがある場合、早いうちに婦人科の受診をされることをおすすめします。
症状を改善するためには?
無排卵になってしまう原因にはストレスが大きく関与するため、ストレスを取り除くことが治療のひとつになります。精神的なストレスはもちろん、無理なダイエットや激しい運動などは自分自身ではストレスと感じない場合でも、身体にとってはストレスになってしまうこともあるので、注意が必要です。
そのほかには不規則な生活習慣をただす、漢方薬の使用で体質を改善、ピルなどのホルモン剤や排卵誘発剤といった薬を服用するし排卵率を高めることも治療のひとつとしてあげられます。
無排卵月経と診断されても妊娠はできるか?
無排卵の状態では、妊娠するために必要な卵子が作られていないため妊娠することは厳しいです。もし病院で無排卵月経であると診断されても、不妊治療をすることで妊娠できたといった例が数多くありますので、あきらめずに治療をしてみましょう。
治療を行う際に注意が必要なのは。なるべく早く治療をはじめるということです。月経が遅れるということは、少なからず卵巣の機能低下が考えられます。
妊娠を希望されている方で、特に60日経っても月経が起こらない際には無排卵月経を疑い、病院で検査、治療を受けることをおすすめします。
まとめ
妊娠希望の方は必見!無排卵月経の特徴とは?
無排卵月経とは?
無排卵月経の原因
無排卵月経の特徴は?
症状を改善するためには?
無排卵月経と診断されても妊娠はできるか?