マタニティマーク とは、厚生労働省が推進する国民運動計画「健やか親子21」推進検討会で発案されたものです。その意図はまだ流産の危険もある妊娠初期に周囲の配慮を示しやすくするものです。 いつから 使えてどのような効果があるのでしょうか?
いつから使える?使う?マタニティマークとは
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マタニティマークをつける効果とは
妊娠初期はまだまだおなかの膨らみもなく、周囲からは妊婦であることがわかりません。ですが、流産の恐れがありますし体調もつわりによって不安定であることが多い時期です。本人も予想外に突然悪阻により気分が悪くなったり、貧血になったりとすることも十分に起こり得ます。
本人に意識があれば妊婦であることを告げるだけで良いですが、万が一意識を失って病院に搬送された場合、このマークがあれば救急隊員や医師に妊娠していることを気付いてもらうことができます。
すると、レントゲンなど胎児に影響があり得る措置をせずに治療を受けられますので、胎児の命を守ることができる、とても素晴らしいマークなのです。
マタニティマークがもらえる場所とは
マタニティマークは無料で配布されています。マークには絵柄とともに「おなかに赤ちゃんがいます」というシンプルなメッセージがついています。駅の事務室や各自治体の窓口で配布されています。母子手帳の交付時に書類とともに配布される場合もありますので、確認してみるとよいでしょう。
赤ちゃん雑誌の付録にもついていますし、グッズとして市販されていることもあります。マタニティマークの種類も様々ですから、付ける方は自分の好みに合わせて選択しましょう。
マタニティマークはいつからつけるのが良い?
妊娠初期、特に12週頃までは流産の危険性がとても高い時期です。その上、外見からではまだまだ妊婦であるとはわからない時期です。そういう時期にこそ、このマークを使用する意義があるといえます。
目安として、産婦人科で胎児の心拍が確認でき、母子手帳を交付されたら付け始めると良いでしょう。ただし、安定期に入るまでは周囲に知られたくない方もいるかもしれません。そのような場合はカバンの内側など一見しただけではわかりづらい場所につけておくとよいでしょう。
マタニティマークをつけると危険って本当?
マタニティマークをつけていると危険という噂が広がっています。悲しいことに、故意に蹴られたり腹を押されたり、暴言を吐かれたりする人も妊婦の1割程度いるのが現状です。
さらにひどい場合では、ホームから突き落とされたりすることもあります。大事にしてもらえることも多々あるとはいわれていますが、危険性は0ではないのが現状のため、カバンの内側に入れておくなど一見しただけでは分からないようにしておくほうが安全かもしれません。
また、マークを悪用している方もいますし、妊婦だから席を譲ってもらって当たり前、などという態度の方も少なからずいます。お互い譲り合う精神で過ごさなければなりません。
マタニティマークはお腹が目立ったら外しても良い?
マタニティマークは妊娠初期に他者から胎児の存在を視認しやすくするためにつけておくものです。ですから明らかにお腹が目立てばその役目を終えているともいえますので個人の判断になります。
ですが、コートなどを羽織ったらお腹が目立たないタイプの方もいますし、ふくよかな方の場合は妊娠なのかどうか外部から判断しづらいともいえます。
妊娠後期は流産の危険は減っているとはいえ、後期悪阻が起きてしまう可能性もありますし体調不良でもそれをおして外出しなければならない方もいます。体調と相談して決めましょう。
まとめ
いつから使える?使う?マタニティマークとは
マタニティマークをつける効果とは
マタニティマークがもらえる場所とは
マタニティマークはいつからつけるのが良い?
マタニティマークをつけると危険って本当?
マタニティマークはお腹が目立ったら外しても良い?