「マタニティハイ」という言葉を聞いたことがありますか?マタニティハイとは医学的に証明されたものではありませんが、妊婦さんが妊娠したことによる喜びから気分が高揚した状態になることをいいます。その為、普段とは違う言動をすることがあります。
妊娠するとホルモンバランスの影響で、精神的に不安定なマタニティブルーになる人がいますが、反対に、幸せで一種の興奮状態になるのがマタニティハイと言えるでしょう。では、この マタニティ ハイ 、一体どんな症状なのでしょうか。
妊娠したら性格が変わる?マタニティハイの実際
微笑ましいマタニティハイ
何しろ妊娠した喜びで、頭の中が赤ちゃんのことでいっぱいです。いつも興奮状態で頭が冴えているという状態です。その為、夜眠れなくて寝不足になってしまう人もいるようです。そんな時は無理に眠ろうとせず、リラックスするように心がけましょう。
眠ることがストレスになってはいけません。また、何かに夢中になるのもいいと思います。掃除などの単純作業をすれば普段よりもきれいにできるかも知れません。実際、赤ちゃんの為に部屋を清潔に、よりきれいにしようと掃除に精を出す人もいるそうです。
縫物や編み物もきっとはかどるでしょう。涙もろくなる人もいます。感動的な映画を見たら、普段よりも数倍泣けるかもしれません。ハッピーエンドになる映画を見れば何倍も感動できるのではないでしょうか。
ちょっと面倒なマタニティハイ
妊娠して「ハイ」になっているのは同じでも、残念ながらそれが他の人にうざったいと思われてしまう場合もあるようです。
例えば、妊娠した嬉しさから、マタニティフォトやお腹の赤ちゃんのエコー写真など、個人的なものをSMSやメール、中には年賀状などにして送る人がいますが、もらった人がそれを微笑ましく思ってくれない場合があります。
会う度に赤ちゃんや妊娠出産のことを話している人もいますが、相手が飽きてくる可能性もあるでしょう。そんな時でも、気持ちが高揚していると相手の微妙な反応に気づかないかも知れません。
考えてみましょう。よく、お酒を飲んで酔ってくると、普段よりも気持ちが高ぶってその時の関心事や悩みをずっと話す人がいます。良いことも悪いことも喋ることによってストレスを発散しているのです。
人によって程度はあるにしろ、ハイテンションな妊婦さんも、多少それに近いものがあるのではと思います。
周りから「マタニティハイ」と言われない為に
周囲が妊婦さんをマタニティハイだという時、残念ながら、妊婦さんを揶揄して使うことが結構あります。本来は妊娠してハイテンションになることなのですが、ハイな妊婦さんが少々行き過ぎた言動に出たことについて言うのです。
ちなみに多文化主義の英語圏でこの言葉はなく、日本独特の言葉のようです。周囲からマタニティハイと言われない為には、自分の状態を知る必要があります。
気の置けない友人に率直に聞いてみるといいでしょう。妊娠前と性格が変わったかどうか、自分は極度にハイテンションではないか?その為に相手するのが疲れないか?などです。客観的な意見を聞けば、テンションを抑えなくても周囲とうまく付き合う方法を見つけ安心できるのではないでしょうか。
マタニティハイで胎教を
こんなに幸せがあふれる状態なのですから、これを胎教に生かさない手はありません。幸せな気持ちをお腹の赤ちゃんに向けましょう。お腹に手をあててたくさん話しかけてあげましょう。ママの声を覚えて、ママの言葉を一生懸命聞いてくれるはずです。
赤ちゃんは、ママの声をまず一番に聞き分けるそうです。アロマをたいたり、リラクゼーション音楽を聞いたりするのもいいでしょう。ママが幸せであれば赤ちゃんもそれを感じてくれます。ママがリラックスしていれば、赤ちゃんもリラックスしてくれるでしょう。
妊娠中のストレスの解消にもなります。お腹の中にいる10か月間はママとの特別な期間なのです。赤ちゃんと一緒に、めいっぱい至福感に浸って過ごせるといいですね!
まとめ
妊娠したら性格が変わる?マタニティハイの実際
微笑ましいマタニティハイ
ちょっと面倒なマタニティハイ
周りから「マタニティハイ」と言われない為に
マタニティハイで胎教を