排卵を促す作用のある クロミッド ですが、嬉しい効果のある反面、さまざまな副作用があることも事実です。とくに、 頭痛 がおきることが多く、症状の強さも人によって異なります。
症状を感じた場合には無理をせず、症状を改善するためにもはやめに病院で相談することをおすすめします。
クロミッドを服用すると頭痛がおきる?
クロミッドとは
クロミッドとはクロミフェンクエン酸塩を主な成分としている薬です。クロミッドは排卵を誘発する作用があり、主に不妊治療で使用されることの多い薬です。
排卵障害や排卵が不規則な場合に服用することが多い薬です。クロミッドを服用すると、クロミフェンクエン酸塩が脳内にある視床下部という組織にはたらきます。
すると、エストロゲンが少ないと脳が認識することで黄体化ホルモンと卵胞刺激ホルモンを分泌します。この2つのホルモンの刺激によって排卵が促されます。
クロミッドの効果
クロミッドを服用することで、無排卵の方や無月経の方の多くに排卵がおきるといわれています。
排卵がおきるようになる確率は高いですが、クロミッドを使用した場合の妊娠する確率は、無排卵だった場合の方や無月経の方のどちらとも約3割の確率といわれています。
通常クロミッドを服用しはじめてから7日を経過した頃から排卵がおきるといわれています。
そのため、クロミッドは飲み続ける必要があります。薬を服用して排卵を促すクロミッドは、同様の効果のある注射と比べると副作用は少ないといわれています。
しかし、クロミッドのも副作用がみられる場合があるのです。
クロミッドの副作用
クロミッドには少なからず副作用がみられる場合があります。薬の作用によって副作用を促す効果がある反面、子宮頚管や子宮内膜にエストロゲンの効果がみられなくなってしまいます。
すると、頸管粘液の分泌が低下してしまう、子宮内膜が薄くなってしまうというような副作用がみられるのです。
また、そのほかにも頭痛や吐き気、眠気などの体調不良に関係してくる副作用もみられるのです。そのなかでも、多くみられる頭痛の症状についてご紹介します。
クロミッドによる頭痛
クロミッドを服用すると、頭痛がおこりやすくなるといわれています。これは薬による副作用といわれています。
副作用の頭痛は人によっては感じられない場合もありますが、偏頭痛をもともと持っている方は症状が出やすく、クロミッドを服用することが辛くなってしまうこともあります。
そのため、クロミッドを飲み始めて頭痛の症状が辛い場合には薬の服用を中断しなければならない場合もありますので、注意が必要です。
クロミッドの注意点
クロミッドには排卵を促し、妊娠の手助けをする効果がありますが、さまざまな副作用があります。この副作用の症状はひとによってさまざまで、症状の強さもそれぞれ違います。
副作用があることは仕方のないことだと思い、頭痛や吐き気などの症状がみられても休まず仕事や家事のために動いてしまうこともあるかもしれません。
しかし、このときに無理をしてしまうと症状が悪化してしまうことがあるため、注意が必要です。
また、無理をしてしまうと副作用をきっかけとしてそのほかの体調不良を引き起こしてしまう可能性も高くなるため、症状を感じた場合にはすぐに安静にすることをおすすめします。
また、服用し続けるとより副作用が強くなってしまう場合や、体調が悪化したままの状態が続き、クロミッドの本来の効果が発揮されない場合もあります。
このようなことを防ぐためにも症状を感じた場合にははやいうちに病院の先生に相談することをおすすめします。場合によっては服用を避ける必要もあります。
妊娠の希望を捨てないことも大切ですが、無理に服用を続けて身体を壊してしまうことを避けるためにも服用をやめるように指示された場合にはしっかりとけじめをつけることをおすすめします。
まとめ
クロミッドを服用すると頭痛がおきる?
クロミッドとは
クロミッドの効果
クロミッドの副作用
クロミッドによる頭痛
クロミッドの注意点