クロミッド を使用し、 排卵 を促す治療を不妊治療でおこなうことがあります。排卵日を安定するためにおこなっているのにもかかわらず、クロミッドを服用して排卵が 早まる 経験をしたことのある方もいらっしゃるかと思います。
これは、クロミッドの効果が強くなってしまうことが考えられます。
クロミッドによって排卵が早まる原因は?
クロミッドについて
クロミッドとは、排卵誘発剤のひとつとして、不妊治療に使用されることの多い薬です。クロミッドは錠剤で、生理の5日目から服用し、服用を終えて1週間を過ぎたころに排卵がおこなわれます。クロミッドの服用は1回5日間ほどといわれています。
しかし、なかにはクロミッドを服用しても排卵がおこなわれない場合や、排卵が予定されている時期よりも早まって排卵がおこってしまうことがあります。
通常の排卵日を知る
クロミッドを使用すると、1週間後あたりに排卵がおきるといわれていますが、これは通常の生理周期による排卵の周期とあっていることがわかります。
通常の生理周期は28日から32日程度といわれています。このうち、排卵がおきるのは生理が来た日から14日を経過した頃といわれています。
この生理周期にあわせると、クロミッドの服用後1週間で排卵がおきるともともとの生理周期に合わせて排卵がおこなわれることになるのです。
この仕組みから、排卵がおこっていない方に使用するのはもちろん、排卵が起きる時期が不定期になってしまっている方には排卵の時期を安定させるために用いられるのです。
クロミッドで排卵が早まる理由
クロミッドは排卵をおこしたり、排卵の周期を安定させる効果がありますが、なかにはクロミッドを使用した後におこる排卵予定の時期よりも排卵が早まってしまう場合もあります。
この原因として考えられるのは、クロミッドの効果が効きすぎてしまったということです。
クロミッドの効果は人によって異なり、効果を感じやすい人にとっては効き目が強すぎてしまうこともあります。
クロミッドによる効果が強かったため、通常の排卵予定である服用後1週間よりも早く生理がきてしまうということがおきてしまうのです。この場合には、クロミッドの服用する量や、服用する日数を調整することによって排卵するまでの日数を調整していきます。
クロミッドの副作用
クロミッドには副作用があることが報告されています。クロミッドによる副作用は頭痛や眠気、吐き気などさまざまあり、人によって症状も症状の強さも異なります。
クロミッドの副作用は比較的軽く、おきる可能性も少ないといわれていますが、症状が強く、日常生活に影響を及ぼしてしまう可能性もあります。
特に、クロミッドを服用して排卵日が予定よりも早くきてしまう方はクロミッドによる効果が強いため、副作用も感じやすくなる可能性が高くなります。
なかには寝込んでしまうほど辛い副作用を感じる方もいらっしゃるかもしれません。
そのため、副作用を感じた場合には我慢して過ごすのではなく、どのような症状がどれくらいの強さであったのかということを産婦人科で相談することをおすすめします。
副作用は仕方のないことと思い、放っておいてしまうと症状が悪化し、場合によっては卵巣過剰刺激症候群に陥ってしまう可能性があります。
過剰刺激症候群とは、排卵を促す薬の刺激によって卵巣が腫れてしまう病気です。症状によっては、妊娠できない身体になってしまうこともある恐ろしい病気です。
不妊治療のためにおこなっているのにもかかわらず、卵巣過剰刺激症候群になってしまうのはとても悲しいことです。
そのため、なにか異変を感じた場合には無理をせず安静にすること、すぐに病院へ相談することをおすすめします。
まとめ
クロミッドによって排卵が早まる原因は?
クロミッドについて
通常の排卵日を知る