不妊治療を開始してまず第一段階としてクロミッドという薬を奨められるケースが多いのではないかと思いますが、この クロミッド という薬はどんな効果があるのかまたはどんな不妊治療に適しているのか、 副作用 はないのかなど詳しく説明していきますので参考にしてください。
クロミッドを使用するとどのような副作用があるのか知ろう
クロミッドとはどんな薬
クロミッドという名前は聞いたことがある人も多いかと思いますが、この薬は排卵誘発剤なのです。不妊治療を開始するとまずはクロミッドを処方される場合が多いのではないでしょうか。
クロミッドは卵が育ちにくい人、排卵しにくい人などの症状の方に適している薬です。そしてクロミッドを服用すると次のような効果が期待できるのです。
- 排卵日を特定しやすくタイミング療法をとりやすい
- 排卵の卵が増える
- 生理不順や無排卵の改善
そして卵胞刺激ホルモンを増やすことで卵胞が大きく育ち排卵出来るようになります。
- 排卵のステップとして性腺刺激ホルモン(GnRH)放出の分泌を促進させる
- 性腺刺激ホルモン(卵胞刺激ホルモンと黄体形成ホルモン)の分泌を増加させる
- エストロゲンと分泌されて卵胞が育ち、排卵が促されます
クロミッドの飲み方
クロミッドを一定期間に決められた分の錠剤を飲みます。
生理が開始して5日目から1日1錠から始めるのが一般的で5日間毎日飲み続けます。毎日連続で飲む事が大事ですが、もし飲み忘れた時は医師に相談してみましょう。そしてクロミッドを飲み終えて5~10日後くらいには排卵が始まります。
効果がでない人は1日2錠もしくは3錠と増えていく場合もありますし、または違う薬で試してみる場合もあり個人差があり効果のでかたなども違ってきますので医師と相談しながら決めていきましょう。
そしてクロミッドは4クールくらいまで服用してタイミング法で試してみるのが良いとされています。それでも妊娠に至らなかった方は別の治療法などに切替えていくケースが多いです。
クロミッドでの妊娠の確率って
クロミッドを服用し排卵する確率は70~80%と多いです。そして妊娠したケースは30~40%の方は妊娠しています。排卵ができるようになれば自然妊娠も可能という人は30~40%という事にもなります。
1回目ですぐに妊娠出来たという人もいれば何度試しても妊娠出来なかったという人もいます。個人差がありますし、その時の体調や精神的なものも影響しているかもしれません。
クロミッドの副作用は
クロミッドは副作用の出にくい薬とされていますが、それでも副作用がでる場合もありますので注意しましょう。副作用として次の症状があげられます。
子宮内膜が薄くなる
- クロミッドを使うと子宮内膜が薄くなってしまう場合もあり妊娠しにくくなってしまいます。
卵巣過剰刺激症候群(OHSS)
- 卵巣が刺激されて腫れてしまう場合があります。そして卵巣に水が溜まったり下腹部の痛みや腫れたりすることもあります。
経管粘膜が少なくなる
- 経管粘膜が少なくなると妊娠しにくくなります。子宮内膜に着床しにくくなりますので妊娠の可能性も低くなります。
多胎妊娠
- クロミッドの効果で卵胞が沢山育ち複数個も排卵されることがあります。そして双子など妊娠する可能性もあります。
その他の症状
- 吐き気、頭痛、イライラ、食欲不振、ほてり、頻尿、肌荒れ、口の渇き。
以上の副作用がありますが症状には個人差がありますので、全く問題ない人もいれば症状が出る人もいますのであまり神経質になりすぎないようにしましょう。
もしも副作用がでた場合でも医師に相談してみましょう。そして普段の生活面でも規則正しい生活を送り食事面やストレスのない生活を送ることも大事です。
まとめ
クロミッドを使用するとどのような副作用があるのか知ろう
クロミッドとはどんな薬
クロミッドの飲み方
クロミッドでの妊娠の確率って
クロミッドの副作用は