妊娠中は赤ちゃんがお腹の中で成長するのでどんどん体調も変化していきます。ホルモンバランスが乱れてさまざまな体の負担もかかってきます。中にはお腹がおおきくなるにつれて足がつってしまうこむら返りがおきるようになったと言う人もいます。
今回は妊娠中の こむら返り は飲んでも良い 薬 はあるのかについて紹介します。
妊娠中のこむら返り!飲んでも良い薬はあるの?
- 目次 -
こむら返りとはそもそも何?
こむら返りとは筋肉の収縮の痙攣を言います。妊婦だけでなく、健康な人もこむら返りになる時はよくあります。多くの人がふくらはぎに痙攣があらわれる場合が多く、寝ている時などに頻繁にこむら返りがおきる人が多いです。
妊娠している人の60%前後がこむら返りがおきて不快症状を感じています。妊娠をしてお腹が大きくなるので血行が悪くなりこむら返りがおきると言われています。
妊娠中こむら返りになる理由は?
妊娠中にこむら返りがおきる理由を紹介します。
1つ目はホルモンバランスの乱れです。お腹の中の赤ちゃんが過ごしやすいように、成長と共に子宮も広がっていきます。妊娠後期は特に骨盤が広がりやすくするためにホルモンが大量に分泌します。このため血液のバランスも崩れやすくこむら返りをおこしてしまいます。
2つ目はマグネシウムやカルシウム不足です。お腹の赤ちゃんに栄養を送るため、母体が栄養不足になってしまいがちになります。マグネシウムやカルシウムが不足するとこむら返りがおきやすくなります。
3つ目はお腹が血管を押していることです。特に妊娠初期が終わるとお腹が急激に膨らんできます。子宮が大きくなると足の血管がどんどん圧迫し、下半身の血流が悪くなってしまいます。血流が悪いとこむら返りがおきてしまいやすくなります。
こむら返りに湿布や塗る薬は使用しても良いの?
こむら返りは足がつると言うことですが、筋肉が固まってしまい強い痛みも感じるので、湿布や市販の塗り薬を使用したいと考える人が多いです。しかし、こむら返りは筋肉の異常な収縮が原因でおこるので湿布や塗る薬は効果はありません。
また、湿布や塗り薬によっては子宮を収縮させる可能性もあるので使用をするのは控えましょう。血行が悪く体が冷えている場合、筋肉を温めるために温湿布などを使用することは効果を感じることができます。
温湿布を使用する時も病院で一度確認するようにしましょう。
こむら返りに漢方薬が効く
病院などで相談をすると漢方薬を処方されることが多いです。こむら返りに効果のある漢方薬は2つあります。
1つは八味地黄丸です。八味地黄丸は足腰が弱った人に体力をつけさせたり下半身のしびれをとってくれる効果があります。
2つ目は芍薬甘草湯です。痛みを軽減する効果があり、こむら返りになった時の痛みを緩和してくれます。漢方薬は効果も緩やかな分、副作用も少ないので妊婦さんや子供も使用しやすいと言う特徴があります。
漢方薬を処方してもらう時の注意点は
かかりつけの産婦人科でも薬を処方してくれる場合がありますが、漢方薬は専門知識が必要なので病院によっては処方してくれない場所もあります。もし漢方薬を処方してもらいたいと思ったら漢方薬局に行ってみてください。
漢方薬局は専門知識が豊富で実績がある薬剤師さんがいます。ドラッグストアなどで個人の判断で購入すると何かあった時に判断ができなくなります。漢方薬局なら妊婦さんの状態に合わせて処方をしてくれます。また、体調に合わせて処方を調整してくれます。
こむら返りの薬は専門の場所で相談を!
個人的に判断し、購入するのではなくかかりつけの産婦人科や、漢方薬局などで相談をして購入するようにしましょう。
まとめ
妊娠中のこむら返り!飲んでも良い薬はあるの?
こむら返りとはそもそも何?
妊娠中こむら返りになる理由は?
こむら返りに湿布や塗る薬は使用しても良いの?
こむら返りに漢方薬が効く
漢方薬を処方してもらう時の注意点は
こむら返りの薬は専門の場所で相談を!