基礎体温 が 低い と 妊娠 しにくいというような言葉を聞いたことがある人もいるかと思います。基礎体温は人によってもさまざまなので一概に基礎体温が高い方が妊娠の 可能性 が高いとは言い切れません。
実は妊婦さんのなかには基礎体温が低くても妊娠している妊婦さんはいらっしゃいます。
基礎体温が低いから妊娠の可能性が低いとは限らない
基礎体温とは?
基礎体温とは、身体の基準となる体温を示しており、朝おきてから身体を動かさない状態で測る体温のことをいいます。
特に“妊娠”という点に特化してみてみると、基礎体温を記録していくなかでグラフ化されていくのですが、そのグラフが比較的体温の低い時期が続く低温期と高い時期がつづく高温期の2つの期間にわかれてくることが目にみえてきます。
この2つの期間は定期的に訪れてくることでより規則正しい基礎体温の変化といわれるのです。
基礎体温は安定しずらい
基礎体温は普通に生活していれば誰しもが安定したグラフになるのかと思われがちですが、実はそうとは限らず、むしろ反対に不安定になりやすいのです。
その原因は基礎体温の特徴が関係しているのです。基礎体温はとてもデリケートなもので、さまざまな影響を受けやすく不安定になりやすいといわれています。
たとえば、仕事や家事などが忙しくて生活習慣が数日間乱れてしまうだけでも基礎体温に影響してきます。
また、体調を崩してしまうなどでも基礎体温は不安定になりやすいといわれています。
このように、基礎体温は非常に不安定になりやすいため、ただ普通に生活をするだけでは基礎体温のグラフは安定しないのです。
かといって、グラフが乱れてしまっているから妊娠に影響することばかりではないので、基礎体温が乱れている際は少しこの期間には何があったかな?と振り返ってみることもおすすめします。
基礎体温が低い人は妊娠が難しい?
よく、基礎体温が低いと妊娠しずらい身体だというような話を聞くこともあります。基礎体温が高い人に比べると妊娠する確率は低いのかもしれません。
しかし、基礎体温が低いことが不妊の引き金になるということは必ずしも限りません。基礎体温がもともと低いという方でも妊娠することができたという人はいらっしゃいます。
基礎体温が低い場合でも、低温期と高温期の体温の差が一定に保たれていることや、月経の際にきちんと排卵をしているなどの基準を満たしている場合には十分に妊娠の可能性はあるといわれています。
そのため、自分は基礎体温が低いから妊娠は難しいと落ち込まないようにしてください。このような思い込みがストレスとなって基礎体温を不安定にしてしまうこともあります。
基礎体温はあげることができる
いくら基礎体温が低くても妊娠の可能性があるという場合でも、やはり基礎体温が高いことに越したことはありません。とはいえ、基礎体温はどのようにすれば上がるのでしょうか。
それは、食事と運動、睡眠のバランスをとることです。この3つが安定してくると、基礎体温が上がるだけでなく、安定しやすくもなります。
食事は3食栄養バランスのとれたものを摂取することをおすすめします。
また、ホルモンを生成する役割や、ホルモンのバランスを整えてくれるはたらきがあるビタミンEやビタミンB6といった栄養素を多めに摂取することがおすすめです。
運動に関しては強度がきつすぎず、長く続けられるものをおこないましょう。ウォーキングやラジオ体操、ストレッチなどがおすすめです。
睡眠に関しては個人にあった睡眠時間があるかと思いますが、3時間など極端に短い場合には注意が必要です。
また睡眠時間を毎日同じくらいにそろえることもおすすめです。睡眠時間が安定すると体内時計も整いホルモン生成の力も安定してくるといわれています。
まとめ
基礎体温が低いから妊娠の可能性が低いとは限らない
基礎体温とは?
基礎体温は安定しずらい
基礎体温が低い人は妊娠が難しい?
基礎体温はあげることができる