基礎体温 は妊娠を最初に察知するためのひとつのツールになります。これまで安定していた基礎体温が急に ガタガタ な状態に変化することがあります。
何らかの要因で一時的に基礎体温が変化した可能性もありますが、なかには妊娠が成立し、 妊娠初期 の時期になったという可能性もあるのです。
基礎体温がガタガタな状態が妊娠初期にみられるわけ
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基礎体温ってなに?
基礎体温とは、なにもしていない状態の身体の体温をさしています。なにもしていないということなので、朝起きた状態の身体を全く動かしていない状態で体温を測ります。
この基礎体温はさまざまな状況によって左右されやすいため、平均的な基礎体温を知るためには3ヶ月ほど記録を取り続けることが重要となります。
基礎体温には低温期と高温期の2種類の時期があり、それぞれが約2週間ごとに訪れるグラフになることが理想で妊娠しやすいといわれているのです。
しかし、ストレスや体調不良などの要因で左右されやすくガタガタなグラフになる方も多いといわれています。
妊娠初期の基礎体温の変化
基礎体温のグラフをみていると、排卵前には基礎体温が低く、排卵が終わると高温期に変化していきます。
妊娠が成立せず、生理が来ることになると基礎体温は再び低温期へと変化していきますが、妊娠が成立したいわゆる妊娠初期には基礎体温が下がることなく、引き続き高温期が続きます。
しかし、妊娠初期には流産がおこりやすく、これを化学流産といいます。化学流産は自覚症状もなく、化学流産をしてすぐには基礎体温が急に下がることは少ないといわれています。
そのため、流産をしていても高温期がしばらく続きます。つまり、基礎体温の変化のみでは確実に妊娠が判定できるというわけではありません。
基礎体温がガタガタな状態でも妊娠している?
妊娠している目安のひとつとして高温期の状態が長期間つづいている場合があります。
しかし、人によっては基礎体温のグラフが安定していないにも関わらず妊娠していたという場合もあります。
一般的には妊娠するにはきれいなグラフを記録するといわれています。しかし、なかには不安定なグラフが長期間続いている場合でも妊娠する可能性もあります。
では、なぜガタガタな記録でも妊娠が成立しているのでしょうか。
体調などが不安定な時期が続いていた
もともとは基礎体温が安定していたのにも関わらず、妊娠が発覚した際にガタガタなグラフを記録していた場合、体調不良やストレスなどさまざまな要因が続いていたのではないかということが推測できます。
はじめにも述べたように、基礎体温はさまざまな要因によって左右されやすく、グラフの変動が激しくなってしまうときもあります。
この場合にはグラフ上は不安定な状態ですが、排卵などはきちんとおこなわれているため妊娠する可能性はあるのです。
排卵などはきちんとおこなわれていた
基礎体温がガタガタな状態になる原因はたくさんありますが、原因によっては排卵などきちんとおこなわれ、妊娠するために必要な条件はそろっている場合もあります。
ホルモンバランスが乱れている、無排卵月経が続いているというような場合には妊娠している可能性は低いです。
しかし、人間の身体はとても不思議なもので、医学的根拠が当てはまらないようなケースがあることもありますので、基礎体温のみで判断することなく、妊娠を強く希望される場合には最後まであきらめないことをおすすめします。
妊娠初期には基礎体温が不安定になりやすい
急に基礎体温が不安定になった場合、妊娠が成立した可能性もあります。妊婦さんのなかには妊娠を機に基礎体温がガタガタになってしまうという方もいらっしゃいます。
このような記録を残す場合の多くは、妊娠によって体調が不安定になってしまう、妊娠初期にみられるホルモンバランスの乱れが原因となっている可能性があります。
そのため、これまで安定していた基礎体温が急に不安定になった場合にも妊娠の可能性があるため体調の変化なども気に留めてみてください。
まとめ
基礎体温がガタガタな状態が妊娠初期にみられるわけ
基礎体温ってなに?
妊娠初期の基礎体温の変化
基礎体温がガタガタな状態でも妊娠している?
体調などが不安定な時期が続いていた
排卵などはきちんとおこなわれていた
妊娠初期には基礎体温が不安定になりやすい