妊娠の為に 基礎体温 をつけ始めてみたら、きれいな二層にわかれずにグラフが ガタガタ と不安定。これで妊娠できるの?と思った経験はありませんか、なぜグラフがガタガタになるのでしょう。その原因を探っていきましょう。
基礎体温がガタガタ、これって大丈夫?
妊娠できるの?
基礎体温の役割
人が生きていくためには最低限必要なエネルギーがあります、その最低限のエネルギーを使用すれば少なからず体には熱が発生します。それが基礎体温とよばれているものです。よって、最低限のエネルギーとは寝ているときの事。正しく言うと、基礎体温とは睡眠中の体温の事なのです。しかし、睡眠中の測定は難しいので、目が覚めてすぐの動き出す前に測定します。毎日同じ時間に測定することで、女性ホルモンのバランスを知ることが出来、あなたの体のリズムを目で確かめることが出来ます。これにより妊娠しやすいタイミング、生理の始まり、排卵の状態を知ることが出来るのです。
理想的な基礎体温とは
基礎体温をグラフにした時、生理から排卵日までの低温期が13日~15日間、排卵日から生理までの高温期が10日~15日間あり、生理の周期が30日間ほどある。そしてグラフが二層に別れている、そんな形が理想的です。さらに言えば、低温期から高温期までの移動がゆっくりと上がっていくと状態がかなりいいと言えます。
なぜガタガタになるのか
基礎体温がガタガタと言っても、その傾向は人それぞれです。主な原因と傾向をみていきましょう。
- 低温期になるはずなのに、体温が高いまま
原因は、貧血やエネルギー不足などです。子宮の血液の流れがよくない、子宮内膜がうすかったり、もしくは硬かったりするなどの問題がある場合も考えられます。その場合受精卵が着床しにくい状態になっています。 - 低温期と高温期の差があまりない
原因は、食生活、ストレス、睡眠不足などです。平均は0.55度ほどの差が理想的です。0.3度以下の差は『一相性』と言われホルモンの分泌が不足している状態です。無排卵、無月経になったり生理が来ていても排卵をしていない可能性もあります。 - 高温期に体温がガタガタになる
原因は、ストレス、貧血、そして黄体機能不全の場合もあります。高温期に体温が上がったり下がったりする人の多くは、黄体ホルモンが不足しています。低温期に卵胞が成長しないので、着床しにくい状態になっています。 - 生理の周期が短い
原因は、卵巣への血液不足、冷えなどです。生理の周期が24週以内の場合は卵巣の働きが悪く、卵胞ホルモンが分泌されていない状態なので、無排卵の可能性もあります。 - 生理の周期が長い
原因は、卵巣の働きが悪いなどです。低温期が長く続くということになるので、卵巣の働きが悪く、卵胞、卵子を作るのに時間がかかっているということ。また、卵胞や卵子は夜に作られるので極度な睡眠不足が原因の場合もあります。
基礎体温グラフから見えるあなたの症状には色々な原因があります。一時的に生活が乱れただけなのか、継続してグラフがガタガタなのか。それは自分で治せるものなのか、それとも治療が必要なのか、大切な体だからこそきちんと向き合いたいものですね。
改善方法
基礎体温がガタガタになっているという事は、妊娠しにくい体になっているという事です。放っておかずにきちんと改善しておかなければ、不妊の原因になってしまいます。
女性は脳や卵巣からホルモンが分泌されると言われています。まずは「規則正しい生活」をする事でストレスを減らしましょう。現代の女性は仕事や対人関係など、外からのストレスにさらされる機会が多いので、不妊の大きな原因の一つになっています。あなたに合った発散方法を見つけ、ストレスを上手に解消していくことが第一歩と言えそうです。また過度のダイエットはストレスをためるばかりでなく、排卵障害などを引き起こします。赤ちゃんにとって理想の体となるために、あなたには本当にダイエットが必要なのか、もう一度考えて見なくてはいけないかも知れません。
当たりまえの事を見直してみると、意外に出来ていなかったりしませんか?夜の12時まではしっかり寝る、食事のバランスをしっかり考える、鉄分を不足させない、体を冷やさない、など。女性として当たり前のこのが基礎体温の改善につながるのです。そして体の代謝を上げ血流をよくするためにも、適度な運動をしてはいかがでしょうか。
基礎体温からわかる事はたくさんあります。あなたの体のリズムが今どうなっているのかを如実に現してくれるのです。妊娠しやすい体をつくるには、きれいな二層のグラフからスタートしなくてはいけません。あなたの為にもそして赤ちゃんの為にも、生活を改善して心身ともに健康になっていきましょう。
まとめ
基礎体温がガタガタ、これって大丈夫?妊娠できるの?
基礎体温の役割
理想的な基礎体温とは
なぜガタガタになるのか
改善方法