経産婦 の方は陣痛から出産までの時間が短いということはよく聞きますが、 おしるし がみられた場合、そこから陣痛がはじまるまでの時間も短いということは知っていましたか?
個人差があるため、なかには陣痛までに時間がかかる方もいらっしゃいますが、多くの方の場合、陣痛までの時間が短いので油断は禁物です。
経産婦はおしるしから陣痛までの時間が短い!?
おしるしとは
おしるしとは、出産が近づくにつれて子宮口が開くことに合わせて卵膜と子宮壁がこすれることによって出血したものがおりものと混ざって体外に排出される現象です。
おしるしがみられると陣痛が間もなく来ると思っているかたも多いかと思いますが、陣痛がくるまでの期間には個人差があり、おしるしから数日で陣痛がくる方もいれば、一週間以上経っても陣痛がこない方もいらっしゃいます。
おしるしはあくまでも出産までの最終段階であるため、おしるしがみられた場合には出産に向けて気持ちを整えていく、入院準備の確認、病院や家族への連絡の確認などを忘れずにおこないましょう。
経産婦と初産婦のおしるしに違いは?
経産婦と初産婦のおしるしの違いに関しては、特に特徴はなく、あくまでも個人差の違いといわれています。
また経産婦の場合には一人目の場合にはおしるしがあったのに、二人目の場合にはおしるしがみられなかった場合もあれば、反対に二人目の場合にはおしるしがみられた、また二人ともおしるしがあったなど人によってさまざまです。
おしるしの有無に関しては個人差で異なるといわれていますが、出産時間に関しては初産婦に比べて経産婦のほうが半分ほどの時間で終わるといわれています。
おしるしの対処方法
おしるしがみられた場合には普段の生理のときと同じようにナプキンをあて、細菌の感染を防ぐためにこまめにナプキンを変えましょう。
また、おしるしのはじまったタイミングやそのときの量や色などを把握し、もし検診があった場合にはその旨を病院の先生に伝えましょう。
また、おしるしの量が異常に多い場合や臭いがきつい、出血が生理のように長い、塊のようなものがみられたという場合には病院へすぐに連絡をして指示をあおりましょう。
経産婦の出産についての注意点
経産婦の方は、おしるしがない場合が多いとよくいわれていますが、先ほども述べたようにおしるしには個人差があるため、必ず経産婦の場合にはおしるしからすぐに陣痛がはじまるとは限りません。
しかし、経産婦の場合にはおしるしがあってから陣痛にむけての時間が短い場合が多いといわれています。
そのため、おしるしがみられた場合には特に体調に気を付けて落ち着いた生活を過ごすことをおすすめします。
また、経産婦の場合に注意が必要な点として、微弱陣痛を感じた場合です。微弱陣痛から本陣痛に移行するまでの時間は初産婦の方に比べて短い場合が多く、突然本陣痛に切り替わることがよくおきます。
さらに経産婦の場合には一度陣痛を経験しているため、“これほどの痛みならまだ大丈夫”と油断をしてしまい突然陣痛へ移行するという場合があります。
そのため、微弱陣痛を感じ始めた場合にはいつ本陣痛がはじまるかわからないと思い、注意をして日常生活を送ることをおすすめします。
“一度経験しているから大丈夫”には要注意
おしるしや微弱陣痛などを一度経験しているため、経産婦の場合には“まだ大丈夫”と油断しがちです。
しかし、一度出産を経験している身体は子宮口も開きやすくなっており、初産婦の方に比べると出産も進みやすくなっています。
そのため、陣痛で強い痛みを感じ始めた場合、初産婦の場合にはそこからもう少し子宮口が開くまでに時間がかかる場合が多いといわれていますが、経産婦の場合には病院にいった時点で赤ちゃんの頭がみえていたというケースも少なくありません。
そのため、特に経産婦の場合には微弱陣痛を感じ始めた場合に一度病院へ連絡をいれて支持を受けることをおすすめします。
まとめ
経産婦はおしるしから陣痛までの時間が短い!?
おしるしとは
経産婦と初産婦のおしるしに違いは?
おしるしの対処方法
経産婦の出産についての注意点
“一度経験しているから大丈夫”には要注意