病院で産むのが当たり前だと思っている人も多いでしょう。しかし、出産方法が色々とあるように、出産場所も色々あるのです。今日は意外と珍しい自宅出産のことを説明したいと思います。 自宅出産 のメリット、デメリットは何か、費用の面等皆さんの気になっている事を詳しく話します。
自宅出産のあれこれ
自宅出産した芸能人
自宅出産を経験している芸能人の方が実はたくさんいます。例えば、石田ひかりさんは第2子を自宅出産し、ともさかりえさんは第1子を、高岡早紀さんは第3子まで全て自宅出産です。自宅出産を選んだわけは「慣れている自宅で家族に囲まれてお産がしたかったから。」だそうです。
最近ではお笑い芸人のはんにゃの川島さんが待望の第1子を自宅出産しています。川島さんの奥さまは自宅出産を希望していたわけではありませんが破水してから15分のスピード出産だったので病院に間に合わなかったのですね。自宅のトイレで出産したそうです。
自宅出産の流れ
まずは自宅出産を決めたら助産師さんを見つけてください。家族だけで、誰にも介助をしてもらわずに産む事は非常に危険なのでやめてください。助産師さんですが「出張開業出産助産師」と名前のある方を選びましょう。
この「出張開業出産助産師」は入院の設備無く、依頼された家へ出向いて仕事をする助産師です。この助産師は全国に300人程度いるので探してみてください。そして何かあった時に助けてくれる医師も見つけた方が良いです。
助産師さんは入院施設を持たないので何かあった場合に適切な処置をしてくれるでしょう。では、出産の流れを説明します。最初は陣痛や破水の出産の兆候が見えたら助産師に連絡します。助産師が家へ着くと子宮口の開きや陣痛の時間を見て出産に供えます。
子宮口が全開になったら助産師に介助をしてもらいながら出産へ挑みます。そして出産後は助産師が母体や赤ちゃんの健康をチェックします。
自宅出産の費用
気になる自宅出産の費用ですが、助産師によって全然違います。しかし、大体30万円~50万円と思っていれば間違いないでしょう。自宅出産でも出産には変わりありませんので、出産育児一時金の42万円がもらえます。
助産師による妊婦健診は初診が8000円で、2回目からは大体5000円となります。しかし、どこの地域も妊婦健診補助券があるのでお金は戻って来ることになります。もし、助産師が遠い所や交通費がかかった場合は、その分の費用を支払わなければいけません。
自宅出産のメリット
自宅出産のメリットは、住み慣れた家での出産ですからどんな環境よりも落ち着いて、出産に臨むことが出来ます。出産時の痛みはストレスや不安な気持ちでも強く感じてしまうのでリラックスして出産できる事は陣痛を和らげる効果を発揮します。
他にも臨月時も体調不良時も無理をしなくて良いメリットがあり、特に臨月は毎週のように病院へ行って赤ちゃんの様子を見てもらわなければいけませんが、妊娠後期は少しの移動でもお腹が張ったり具合が悪くなったりと体への負担も増えます。
まして自家用車では無くて、公共の交通機関を利用する人にとってはかなり厳しいものとなります。その点、自宅出産だと助産師が自宅を訪問してくれますので体の負担が少なくなります。
さらに、家族に見守られての出産は小さい子どもがいる場合に命の大切さについても学ぶ良い機会になります。
自宅出産のデメリット
では、デメリットは何でしょう。最も大きいデメリットは容態の急変で、万が一何かあったとしても自宅には医療設備が無いので対応が間に合わない危険があり、中には死亡事故も起こっています。
その上助産師が出来ることは限られていますので、病院へ搬送された場合、分娩費用も上がることになります。さらに自宅分娩は母子ともに妊娠中から異常のない人と決まっています。例えば胎児の状態が悪い場合や、中毒症にかかっている人、双子や逆子は自宅出産出来ません。
自宅出産を希望したい場合は医師にも確認をすることが安全で好ましいと言えます。さらに信頼できる助産師を見つける事も大事ですね。よく家族で相談して決めましょう。
まとめ
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