感動的な出産の前に必ず向き合わなくてはならないのは陣痛です。痛みの感じ方は人それぞれとはいえ、初産の場合長丁場になることが多い 陣痛 をうまく和らげたいもの。そこで今回は 痛み をうまく和らげる方法を確認しておきましょう。
初産ママ必見!陣痛の痛みとの上手な付き合い方
陣痛とは
子宮から赤ちゃんを押し出そうとする力のこと。不規則な痛みから、徐々に規則的で強い痛みへと変わっていきます。間隔が短くなるほど強い痛みになり、10分間隔になるとお産の始まりのサインと考えられています。
本陣痛からお産までの時間には個人差がありますが、初産の場合12時間程度かかることが多いようです。陣痛の痛みは「かなり重い生理痛」と表現されることがあります。
陣痛が起きている間に注意すること
子宮口が十分に柔らかくなり、全開になる前にお腹に力を入れていきむのは止めましょう。体に不必要な力が入りお産の進みが遅くなってしまいます。
また、子宮口が開く前にいきんで無理に出そうとすると会陰や膣内が裂けたり、赤ちゃんに十二分な酸素が送られなくなって危険な状態に陥ったりとトラブルが起きかねません。
やはりここは我慢して付添いの助産師からいきむように指導されるまで力を入れないように前もって頭の片隅に準備しておく必要があるでしょう。
陣痛の痛みが強くなってきた時のいきみの逃し方
陣痛がかなり強くなって出してしまいたい衝動にかられてもいきむのは禁物。前述の通り、無理にいきむと最悪の場合赤ちゃんに酸素が送られなくなってしまいます。あともう少しです。とにかくリラックスするよう心がけましょう。いきまないようにするには以下の方法を取る方が多いようです。
テニスボールを肛門辺りに押し当てる、または肛門あたりを家族に押してもらう
赤ちゃんが徐々に下がってくると、便意をもよおしたような感覚が強くなります。肛門を押していることでその感覚も薄れるでしょう。
とにかく赤ちゃんに酸素を送ることだけを考える
一番怖いのは、赤ちゃんが酸素を取り込めなくなることです。息を長くゆっくり吐き、呼吸法に専念して深呼吸しましょう。
分娩スタイルを変える
無痛分娩など、スタイルが変えられない方もいるかもしれませんが、可能であれば自分の分娩スタイルを変えてみましょう。クッションや抱き枕などを使ったり、伴侶にもたれたり、その時にいろいろ試してみてください。
付き添い者に腰をマッサージしてもらう
陣痛中は腰が砕けそう!と思う人も少なくありません。こんな時、付添者にマッサージしてもらえば気も紛れるかもしれません。
体を温める
血行が良くなるとリラックスしますし、お産が進みやすいといわれています。
かなり陣痛の間隔が狭くなってきても、痛みのないタイミングは必ずありますので、その間には体の力を抜き、ゆっくり体を休めることに専念しましょう。水が飲めない分娩方法の方以外は水分補給をしてもいいでしょう。
ついにいきむ時がきた!
分娩台に乗ってもしばらくは痛みといきみ逃しとの戦いになります。子宮口が全開にならなければいきみをしてはいけないのです。しかしついに助産師さんがいきむように言ってくれた!さあ助産師さんのリードに従いましょう。
でも正しいいきみってどうすることなのでしょう?ポイントは以下の点です。
背中や腰は分娩台へ密着させ、分娩台のグリップをしっかり握る
浮かせてしまうと、力がうまく入りません。しっかりもたれかけましょう。グリップで体を支えます。
顔に力を入れず、目もしっかり開けておく。顎は引く。
顔に力を入れすぎてしまうと、血管が切れてしまうこともあるので絶対に力を入れないようにしましょう。
目を閉じると感覚が陣痛の痛みに集中してしまい、痛みが倍増してしまいます。赤ちゃんとの対面はすぐ間近に迫っているのですから、冷静に痛みと向き合う時間ととらえましょう。
両足を外側にしっかり大きく開き、かかとに力を入れ、肛門を突き上げる
かかとが浮いてしまうと力が入れられません。産道を少しでも大きくするため、両足は外側にしっかり開いて娩出の瞬間に備えましょう。
息の続く限り長くいきむ
いきむ回数といきんでいる時間の長さには個人差があります。陣痛が終わったら息を整えましょう。
後陣痛って?
赤ちゃんが産まれた後に胎盤が子宮から剥がれる時に軽い陣痛のような痛みを感じることがあります。また、この10か月間で大きくなった子宮は、胎盤が剥がれた後に急速に元の大きさに戻ろうとしますのでその時に痛みを感じる人もいます。この痛みの大きさも人それぞれです。
陣痛は赤ちゃんとの対面の前に感じなければならないもの。ですが苦しいものと捉えずに、赤ちゃんとともに頑張る最初の作業だと考えて頑張ってください。きっと良い思い出になるでしょう。
まとめ
初産ママ必見!陣痛の痛みとの上手な付き合い方
陣痛とは
陣痛が起きている間に注意すること
陣痛の痛みが強くなってきた時のいきみの逃し方
ついにいきむ時がきた!
後陣痛って?