人工受精は不妊治療の中でも自然妊娠に近い方法だといわれています。そのため人工受精後はいつもと同じように過ごすように病院でもいわれるものです。しかし少しでも妊娠の確立を上げたいですよね。 人工受精後の過ごし方 で気をつけるべきことはなにかあるのでしょうか。
妊娠率を上げる人工受精後の過ごし方とは
人工授精当日は静かに過ごした方が
人工授精は女性の体への負担も少ない方法なので、当日には家に帰ることができます。人工授精をした当日の過ごし方は、医師から特に注意がない場合は普段通りで大丈夫ではありますが、当日はやはり少し安静に過ごした方が良いでしょう。
あまり重い荷物を持たない、無理な運動などをしない、など家で安静に過ごした方が安心です。
ストレスのかかる生活は避ける
ストレスが多い生活は妊娠率を低下させる可能性があります。ストレスをためることで、血管が収縮し、血流が悪くなる可能性があります。妊娠率を上げるには血流が大切だといわれているため、血流をよくするためにも、ストレスの多い生活は大敵なのです。
人工受精の結果ばかりを気にしてしまい、自分で自分を追い込んでしまうのはやめましょう。夫婦2人で気分転換に外出をするなど、あまり妊娠のことばかり考える毎日を過ごさないようにしてください。
適度な運動はおすすめ
人工授精後の運動は控えた方がよいのでは?と考える方は多いのではないでしょうか。あまり激しい運動は控えるべきですが、気分転換になるような適度な運動は妊娠の確立を上げる効果も期待できます。
運動することでストレスを発散する効果がありますし、適度に血流をよくすることができます。ウォーキングなど、気持ちの良い程度の汗をかくような運動はおすすめします。
プールで泳ぐことも運動としては良い効果を期待できるのですが、プールに入ることで感染症などのおそれがありますので、やめておいた方が無難です。それと同じ理由で、公共の浴場や温泉施設の利用も避けましょう。
タバコや飲酒は?
タバコは血流を悪くするため、妊娠率をアップさせたいのできたらやめましょう。タバコは胎児への影響も懸念されることから、妊娠を望む女性でしたら禁煙しましょう。
飲酒に関しては、あまり飲み過ぎない程度でしたら妊娠前には心配ありません。お酒を飲むことで気分転換もできますし、ストレス発散になる方もいるのではないでしょうか。
適量のお酒は血行もよくする効果がありますので、妊娠を望んでいる方であっても無理に禁酒する必要はありません。もちろん、妊娠後の飲酒は控えましょう。
人工受精後の夫婦生活には判断がわかれる
人工授精を行った後、当日を含め夫婦生活を行うことで、より妊娠の確立が上がるという説があります。子宮内の精子の量が増えるために妊娠の確立がアップするとの考え方です。
しかしそれとは逆に、精子の中にある物質の影響で、妊娠の確立が下がってしまうとの説もあります。
また精子の中の雑菌により感染症の心配があるため、夫婦生活を行うのなら避妊具を着用した方が良い、という説もあります。
いずれの説が正しいのかはいまだはっきりとは解明されていません。医師による見解の違いが大きいため、主治医の指示に従って行動するようにしましょう。心配な場合はきちんと医師の確認をしておきます。
血流アップを目指し普段通りの生活を送ろう
血流をアップすることで妊娠の確立は上がるといわれています。少しでもアップさせるような生活を送ることは大切なことではあります。しかし、あまり深く考えすぎずに生活することも大切なのです。あれこれと悩みすぎてもなにもよい結果は生みません。
パートナーと仲良く、いつもと同じリズムで、ストレスのかからない生活を送るようにしましょう。結局はそのような落ち着いた生活が最も妊娠の確立を上げる生活なのかもしれません。
まとめ
妊娠率を上げる人工受精後の過ごし方とは
人工授精当日は静かに過ごした方が
ストレスのかかる生活は避ける
適度な運動はおすすめ
タバコや飲酒は?
人工受精後の夫婦生活には判断がわかれる
血流アップを目指し普段通りの生活を送ろう