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妊娠中の肥満が抱えるリスク、上手に解消しましょう

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himan ninshin

肥満 体形の女性が 妊娠 した場合、初期段階で産科医や助産師、市の保健師などから母体の管理について説明を受けると思います。肥満体形ではないが、途中で急激に太ってしまった場合も病院などで食事指導があります。

では、妊婦の肥満がどのようなリスクを抱えているのでしょうか。


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妊娠中の肥満が抱えるリスク、上手に解消しましょう


- 目次 -

  • 妊娠中の肥満が引き起こす病気
  • 妊娠高血圧症(妊娠中毒症)の治療方法
  • 妊娠中の体重管理、増えすぎてしまったら

妊娠中の肥満が引き起こす病気

妊娠中の体重増加は、7kg~12kgまでが理想ですが、元々肥満体形の方は5kgにとどめるように指導があると思います。

なぜかというと、妊娠中の体重の増加は、胎児はもちろん、母体にもリスクがあり、出産できる時期まで健康に母体を維持するためには、体重管理を徹底し、さまざまなリスクから母体を守る必要があるからです。

では具体的にどのようなリスクがあるのでしょうか。

一つ目には、妊娠高血圧症候群になりやすいことです。妊娠高血圧症候群とは、以前は妊娠中毒症と呼ばれていました。

妊婦となってから高血圧、尿タンパク、浮腫のうちの一つか二つ以上の症状がみられる場合、浮腫みについては、除外する場合もあるようですが、この症状であると指摘があります。

およそ1割の妊婦が妊娠高血圧症を発症し、重篤な状態になると母子ともに危険が伴います。妊娠20週以降、高血圧を発症した時に妊娠高血圧症と言われますが、特に重篤化するのは、32週以降に発症した場合です。

母体はけいれん発作、血圧上昇、脳出血、肝機能障害、腎機能障害が起こることがあり、胎児は発育不全、常位胎盤早期剥離、胎児機能不全、死亡などのケースがみられます。

二つ目には、妊娠糖尿病です。妊娠中に糖尿病になることで、産後には血糖値が改善することが多いのですが、将来的に糖尿病にかかりやすい体となります。

妊娠糖尿病になると、母体には妊娠高血圧症候群、尿路感染症、羊水過多症のリスクがあり、胎児には巨大児、新生児低血糖、死亡などのケースがみられます。妊娠する前から血糖値が高い女性の場合は流産が起こりやすい、子供に先天的な奇形が起こることがあります。

三つ目には腰痛の危険です。妊娠すると肥満の方ではなくても、突き出たお腹のバランスを取るために、がに股となり、ちょっとのけぞるような体勢に変化していきます。

ただでさえ腰に負担をかけるのですが、これに肥満が加わると、重たくなった体重を支えるために腰にダメージを与えかねません。このように重心を取るための腰痛に加えて、妊娠3か月頃からは卵巣ホルモンの一種のリラキシンが分泌されることも腰痛の原因となります。

これは、出産の際、胎児が骨盤を通りやすくするために関節や靭帯を緩めるためのホルモンですが、このホルモンにより、緩んだ骨盤周りの筋肉を支えようとするために腰痛が起こるのです。骨盤ベルトなどをうまく取り入れて腰痛対策はしっかりと行いましょう。

四つ目には、神経管閉鎖障害のリスクが増加します。この神経管閉鎖障害とは、赤ちゃんの側に起こる先天的な病気ですが、無脳症や二分脊椎という背骨や脊椎に関係する障害です。

妊娠中の食事内容が悪く、栄養バランスが取れていない、葉酸の摂取が不足していた場合に起こりがちです。


妊娠高血圧症(妊娠中毒症)の治療方法

妊婦の肥満のリスクの中でも医師が最も注意しているのがこの妊娠高血圧症です。これにならないために体重管理に気をつけさせているのですが、もしもなってしまった場合、どのような治療をするのでしょうか。

基本的には食事療法です。症状が重い場合は入院の上、安静にさせ体の負担を減らし、食事療法を行います。内容は、高たんぱく低カロリー、減塩のメニューですから、いわゆる病院食という内容です。

入院期間は人それぞれとなりますが、出産の時期まで入院となってしまうと、準備が整わずに産後にバタバタしなくてはならず、産後の肥立ちに影響しかねません。妊娠中特有の病気になる前に母体の管理には気を使いましょう。


妊娠中の体重管理、増えすぎてしまったら

基本的には医師にどのように減らしたらよいか、指導を受けそれに従いましょう。中には運動の制限もありますから、闇雲に運動してダイエットすればいいものではありません。

特に指示がなければ、軽いウォーキングを体調が悪くない日には積極的に行うと良いでしょう。運動しようと決めて取り掛かるというよりも、いつもは車で行く買い物を歩きにしてみる程度で良いでしょう。

ただし、腰痛の危険がありますので、重たい荷物が予想される時には無理のない範囲としましょう。

その他には、普段は食事内容に気を使うことで体重制限を行います。葉酸を摂りいれ、塩分をおさえる、野菜中心で高たんぱく、このようにバランスを考えて行います。

肥満と同じくらい過激なダイエットは同じくらいの出産リスクを伴いますから、極端になるのではなく、緩やかに体重をおさえることを目指していくべきです。水分の摂取も積極的に行いましょう。

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まとめ

妊娠中の肥満が抱えるリスク、上手に解消しましょう
妊娠中の肥満が引き起こす病気
妊娠高血圧症(妊娠中毒症)の治療方法
妊娠中の体重管理、増えすぎてしまったら

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Filed Under: 妊娠中のトラブル 関連タグ:妊娠, 肥満

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