出産時期が近づいてくると、なかには陣痛が来る前に 破水 がおきてしまう場合があります。破水後に陣痛がすぐにおきることもありますが、しばらく経っても陣痛がこないこともあります。
病院へ行く前にお風呂や シャワー を済ませたいと考える方もいらっしゃるかと思いますが、可能なのでしょうか。
破水がおきた場合にシャワーは入ってもいい？
破水とは？
妊娠３７週以降の臨月にはいると、いつ出産がはじまってもおかしくない期間にはいります。
陣痛がおきてから破水し、出産へとつながるのが理想的な順序ではありますが、ケースによっては陣痛の前にいきなり破水がおきる可能性もあります。
そもそも破水とはどのような状態をさしているのでしょうか。
羊水という水の中に赤ちゃんが浮かんでいる状態でお腹のなかにいます。羊水は赤ちゃんを包んでいることで細菌などから赤ちゃんを守るはたらきをしています。
羊水は卵膜といった膜に覆われることで体外へ漏れることを防いでいるのですが、この卵膜が急に破れて羊水が体外へ出てしまった状態を破水とよんでいます。
破水がおきてからすぐに陣痛がはじまる方もいれば、なかなか陣痛がこない方もいらっさいます。
では、破水がおきるとどのような危険性があるのでしょうか。
破水の注意点
破水と尿の区別がわからないといわれることが多いですが、尿は出ている最中に止めることができます。
しかし、破水の場合は排出を止めようと思っても自分の意志では止めることができません。このような観点から、もしかして破水かな？と感じた場合にはすぐにかかりつけの産院へ連絡をして指示を仰ぎましょう。
破水をした場合には赤ちゃんを細菌から守ってくれる膜がなくなってしまうので、体内に細菌が入りやすくなってしまいます。
細菌が体内に入ってしまい赤ちゃんが細菌感染をおこしてしまう可能性があります。
そのため、大きめのナプキンや清潔なタオルを巻いて安静にしておくことがおすすめです。
破水をしてすぐに陣痛がない場合には病院へ行く前に家のことをいろいろやっておきたいことがあるかと思います。
出産後にはお風呂へ入ることができないため、一旦お風呂に入ってから病院へいこうと思う方もいらっしゃるかと思いますが、破水後にはおふろやシャワーは可能なのでしょうか。
破水後、お風呂やシャワーは入ってもいい？
破水をすると赤ちゃんを守っている羊水が排出されてしまうと先ほどご紹介しました。
そのため、破水後には細菌が入ってしまう可能性があるため、お風呂やシャワーは避けた方が良いといわれています。
羊水がたくさん出てしまい破水とわかる場合であればシャワーなどは控えることができるかと思いますが、なかには赤ちゃんの頭部で産道を塞ぎ羊水の出る量がこくわずかで気がつかないといったこともあります。
破水に気がつかず、お風呂やシャワーに入ってしまった際には病院でその旨を伝えることが重要です。
また、お風呂やシャワーのほかにもウォシュレットの使用も避けましょう。
破水をしても焦らないで
破水がおきたら細菌感染などの恐れもあるため、多くの方が焦りを覚えるかと思います。
家のなかではもちろんですが、特に外出している場合であると余計に焦ってしまうかと思います。焦る気持ちはもちろんありますが、落ち着いて行動してください。
破水のみであれば救急車をよぶ必要は特にないといわれています。ただし、激しい腹痛が伴っている場合や出血がみられた場合には陣痛がない場合でも病院へいきましょう。
破水時に陣痛がない場合には気持ち的に余裕があり、用事を済ませてから病院へいきたいかと思いますが、特に経産婦の場合には破水後に急激に陣痛へとつながることもありますので、すぐに病院へ移動できるように準備をしておくことがおすすめです。
まとめ
破水がおきた場合にシャワーは入ってもいい？
破水とは？
破水の注意点
破水後、お風呂やシャワーは入ってもいい？
破水をしても焦らないで