女性の多くの人が経験したことのある月経不順、その中には 排卵障害 という病気が原因で起こってしまうことがあります。
妊娠を望む女性にとっては忘れてはいけないこの排卵障害について正しく理解し、排卵障害を改善することで健康な体を手に入れ妊娠を目指そう!
排卵障害になってしまったら!妊娠はできるの?
排卵障害とは?
月経がある女性は月に1度ホルモンの働きによって卵巣から卵胞とよばれる卵子が飛び出します。そのことを排卵と呼びます。
その卵子と精子が受精すると妊娠が起こるのですが、何らかの原因で排卵が行われない無排卵や卵胞が上手く成長しないことや排卵される数が減ってしまうことで排卵の周期や月経の周期が乱れてしまうことを排卵障害と言います。
排卵障害の症状
排卵障害の症状の1つに月経不順があります。月に1度くるはずの生理が2ヶ月3ヶ月に1度しか来ないことや短い周期で月経が起こってしまうなどの明らかな月経不順の場合はわかりやすいのですが1週間前後のズレはあるものの毎月月経はある時などには排卵障害を見落としてしまうことがあります。
目に見える症状がこれといってないのも特徴なので知らない間に排卵障害に陥ってしまっていることも珍しくありません。妊活を始めて初めて病院で診断を受けてビックリしてしまうこともあるのです。
どうやってわかるの?
排卵障害が起こっているかいないかということを判断する為にはまず基礎体温を毎日記録することが必要です。基礎体温を記録することで自分の体の中で高温期、低温期など黄体ホルモンがどのタイミングで増えているかということがわかります。
基礎体温の記録がある程度集まったらそれを持って病院を受診してください。病院では血液検査とエコー検査を行います。この3つをもとに排卵障害が起こっているのかを診断することができます。
どうして起こる?排卵障害
排卵障害が起こるはっきりとした原因はまだわかっていませんがなりやすい人には次のような特徴があることが多いようです。まずは肥満体質な人や、ダイエットによる急激な体重の減少があった人です。
次にストレスを強く感じている人です。偏った食生活や不規則な生活習慣が原因で排卵障害が起こることもあるのです。それ以外にはホルモンバランスの異常や病気が原因で起こることもありますので気になる時には早めに病院に受診することをおすすめします。
排卵障害になってしまったら
排卵障害になってしまった時はきちんと病院で治療することが大切です。
まずはお薬を処方してもらいきちんと月に1度排卵を促す必要があります。ある程度の期間薬を服用していくことで排卵のリズムが整ってくると薬を止めることも妊娠することも可能なのできちんとお医者さんの指示に従ってお薬を服用することが大切です。
排卵障害はお薬を飲んだからと言って風邪のようにすぐに治る病気ではありませんがきちんと治療することで治すことができることが殆どです。焦らずにきちんと最後まで治療しましょう。
気をつけること
排卵障害になってしまった人も排卵障害にならないように気をつけたい人にとっても大切なことがあります。それは体を冷やさないということです。体を温めるということはお風呂や岩盤浴などに入ってしっかり暖まることもですが食べ物などで内蔵から暖めることが大切です。
生姜やお味噌汁、スープなど暖かい食べ物を積極的に取ることで体の中から内蔵を温め自身を健康に保つことができます。食生活の乱れは体にとって大敵です。
体が疲れてしまうとホルモンや自律神経の働きも悪くなってしまいます。いろいろな体のバランスが崩れてしまうと女性にとって大切な排卵がきちんと行われなくなり排卵障害を引き起こしてしまいます。女性にとって月経は体からの大事なバロメーターです。
月経の際に少しでもおかしいなと思う時には早めに病院に受診しましょう。妊娠を望む女性なら誰もが心配になってしまう不妊に繋がることもある排卵障害、結婚し子供を授かる為にも早めの発見、早めの治療がとても大事なのです。
まとめ
排卵障害になってしまったら!妊娠はできるの?
排卵障害とは?
排卵障害の症状
どうやってわかるの?
どうして起こる?排卵障害
排卵障害になってしまったら
気をつけること