結婚生活も安定してきたし、そろそろ子どもも考えたいと思ったとき、意外と知らないのが自分の排卵日です。自分の生理周期は知っていても排卵日は知らないというのは、良くあることです。そのため、実際に妊娠できる環境であっても、その機会を逃してしまう人がたくさんいます。
そうならないためにも、まずは自分の体を知り、 排卵日 を知ることが大切です。
意外と知らない自分の排卵日
そもそも妊娠とは
女性にとって月に一度ある、生理とはまた違う排卵日というものがあります。排卵とは、卵胞が成長し、中の卵子が外に出ることを言います。そして、その現象が起こる日が排卵日です。
排卵された卵子がまず精子と出会います。しかし、それだけでは妊娠したことにはなりません。出会った後、子宮に「着床」すると妊娠がスタートします。
排卵日の予測
排卵日の兆候は人によって様々です。一般的にいわれるケースは
生理日からの予測
だいたい生理開始日より10日~14日経った日
おりものの変化
卵白状のおりものが伸びるおりものに変化したとき、排卵日が近い
基礎体温
基礎体温がいきなり下がった日、もしくは上がりきった日
排卵痛
排卵するときにチクチクとした痛みがある
排卵出血
まれに排卵時に少量の出血が起こることがある
しかし、いずれも確定するものではありません。また、排卵日チェッカーという検査薬もありますが、こちらも確かなものではありません。一番確定しやすいのは、産婦人科にて排卵日予測をしてもらうことです。
生理があるからといって安心してはいけない
皆さんが誤解しがちなのは、生理と排卵の関係です。どちらかというと、この2つの関係性よりも基礎体温と排卵日の関係性の方が強いです。
その例として、生理は規則的に起こっていても実際は排卵をしていない「無排卵月経」というケースがあります。この場合、いくらご自分の生理日から排卵日を予測したとしても、妊娠はしません。生理はあっても、排卵が起こらない限り、妊娠は不可能なのです。
基礎体温の必要性
自分の体を知るために必要なのは基礎体温をつけることです。毎日、基礎体温を測ることで自分の体のタイプがわかります。基礎体温グラフにしたときに、きれいに高温期、低温期と別れている場合は妊娠をしやすいタイプです。
しかし、グラフがガタガタな場合は「黄体機能不全」といって妊娠をするためのホルモンバランスが崩れている可能性があります。その場合は早めに産婦人科を受診することをおすすめします。
基礎体温の測り方
基礎体温は00.00度までの数字が必要です。そのため、必ず、婦人体温計を使用して下さい。一般の体温計では00.0度までしか測れませんので正確なグラフにはなりません。
そして、測る時間は、朝起きてすぐ起き上がる前に測ってください。なるべく時間を揃えることも大切です。少し面倒だと感じるかもしれませんが、基礎体温を付けることにより、規則正しい生活を送るきっかけにもなります。
妊娠には規則正しい生活も大変重要ですので、一石二鳥です。また、グラフも手間がかかると思われるかもしれませんが、今は測ったら自然と記録される体温計もありますし、携帯のアプリもあります。ぜひ、ご自分にあった方法で基礎体温を測ってみてください。
自分の体を知る
思っていたより、妊娠をすることは難しいと感じている方もいらっしゃるかもしれません。しかし、基礎体温をつけ、排卵日を知り、自分の体を知ることで妊娠につながるチャンスは一気に増えます。ぜひこの機会にご自分の排卵日を知り、素敵なマタニティライフをお迎えください。
まとめ
意外と知らない自分の排卵日
そもそも妊娠とは
排卵日の予測
生理があるからといって安心してはいけない
基礎体温の必要性
基礎体温の測り方
自分の体を知る