妊娠するための不妊治療はたくさんありますが、まず第一歩として排卵を誘発するための注射がありますが、排卵治療にもいろいろ種類があります。
錠剤タイプや注射などがあるのですが、今回は 注射 での 排卵 の 誘発剤 にはどのような効果があるのかいつ排卵が起こるか特徴を紹介していきます。
排卵誘発剤の注射にはどんなものがあるのか
妊娠するためには
まず女性は月に一度生理というものがきます。生理は人によってもさまざまですが通常は3~7日間くらいですが生理が終わると次に排卵期というものがきます。この排卵期は妊娠する上でとても重要な時期であり、排卵がきちんと起こらないと妊娠することができません。
卵巣という場所から卵子が外に出て卵管という場所に移動することを排卵と言います。
そして子宮内膜に卵子が着床することで妊娠が始まります。ですから排卵することは妊娠するためにはとても重要なキーポイントになります。
排卵を誘発するための注射とは
hMG注射
排卵が起こりづらい人や自分では排卵ができない人に対して排卵を誘発させるための注射です。
FSH(卵胞刺激ホルモン)とLH(黄体形成ホルモン)の2つのホルモンが入っていますが、FSHは卵胞の成長を助けるホルモンでLHは排卵を誘発するために促す働きがそれぞれあります。
錠剤のクロミッドという薬で効果のあらわれない人に次のステップとしてhMG注射を処方されることが多いです。hMG注射では直接体の中に入れて刺激を与えるものでクロミッドよりも効果があると言われています。
治療内容としては生理の3~5日目あたりから7~10日間お尻や腕に注射しなければいけません。ですから排卵の誘発率が高い反面、痛みを我慢しなくてはいけないというリスクもあります。
hCG注射
ヒト絨毛性ゴナドトロピンというホルモンのことで、このホルモンを打つことによりプロゲステロンというホルモンを助ける働きがあり排卵を誘発させるための注射です。
排卵しやすくするための治療でもありますが、この治療はクロミッドやhMG注射で卵胞が大きく成長した後に注射するもので、黄体ホルモンに似た成分を打つことで排卵し子宮内膜で着床した卵子をキープさせ妊娠を維持させるためにも効果があります。
この注射をすると排卵効果が早く24~36時間後には排卵が起きます。ですから注射した当日や翌日などにタイミングを合わせて行うと妊娠の可能性も上がります。
副作用や費用など
hMG注射・hCG注射
クロミッドなどの錠剤に比べると若干ですが値段は高くなりますが保険が効きますので心配いりません。
もちろん副作用もありますがOHSS(卵巣過剰刺激症候群)という症状がありますが、卵胞が必要以上に刺激されることによって卵巣が腫れてしまったりお腹に水が溜まってしまったりする症状です。
他には多胎妊娠の確率も高くなり双子、三つ子が生まれる可能性も自然妊娠に比べると高くなります。心配な方は先生に聞いてみるといいでしょう。
排卵誘発剤の知識を勉強しよう
不妊治療の第一歩として排卵を誘発するための治療だけでもいろんな種類があり、効果や費用、副作用など知っておくことで安心して治療に望むことができます。
少しでも治療の内容を頭に入れておき、自分で理解し納得した上で治療に望むことができれば今後の取り組み方も違ってきます。
そして妊娠することは改めて神秘的で奇跡的なことだと再認識することができるはずです。これから不妊治療を始める方、もうすでに治療を受けている方も女性の体の仕組み、妊娠できるまでの課程など再確認して自分の体を知ることも大事です。
まとめ
排卵誘発剤の注射にはどんなものがあるのか
妊娠するためには
排卵を誘発するための注射とは
副作用や費用など
排卵誘発剤の知識を勉強しよう