生理の時期でもないのに生理のような出血がみられる場合、これは不正出血の可能性が高いです。不正出血と生理はとても症状が似ていますが、みわける方法があるのです。
では、 不正出血 と 生理 にはどのような違いがあるのでしょうか。
不正出血と生理の違いは??
不正出血とは?
不正出血とは、生理と似ている症状ですが出血の度合いや日数などに違いがあるといわれています。
生理の場合には出血2日目から3日目にかけて出血量が多くなりますが、不正出血の場合には、出血初日から出血量が変わらず、4日目から5日目にかけて出血量が増える傾向にあります。
また、生理では出血が始まる日はだいたい決まっていますが、不正出血は特になんの前触れもなく突然出血がおこるといわれています。
生理と不正出血の確率の高いみわけ方は?
先ほど、出血の度合いや出血量の違いにより生理と不正出血をみわける方法があると述べました。しかし、これよりも確率の高い見わけ方があるといわれています。
それは、基礎体温をつけることです。基礎体温は毎朝目が覚めた際に、背伸びや寝返りなどの動作をする前に計測できる体温のことです。
基礎体温は女性の場合、生理周期と関連しており、低温期と高温期の2層構造となっています。生理は、通常排卵日から14日から16日後におきます。この時期は基礎体温と重ねると高温期が始まった前日から数えて14日から16日後といわれています。
そのため、基礎体温をつけている最中で、排卵日以降14日から16日後あたりに出血がおきると生理の可能性が高いといわれています。反対に、生理がおきる日にちではないのに出血がおきると、それは不正出血の可能性が非常に高いというわけです。
しかし、基礎体温のグラフは3ヶ月以上継続して計測していないとより正しい結果がでません。生理と不正出血をみわけるためだけでなく、妊娠しやすい日にちをみつけるためにも基礎体温を継続してはかることをおすすめします。
不正出血の原因は?
不正出血の原因はホルモンバランスの乱れや、病気などさまざまなものがあり、女性の6割の方に不正出血の経験があるといわれています。
また、不正出血は生理のように数日で出血が止まる場合や痛みがない場合も多くあります。そのため、そのうち治るだろうと思って放っておいてしまうと取り返しのつかない事態へと発展してしまう場合もありますので注意が必要です。
特に、病気の場合には子宮がんや子宮内膜炎など子宮の病気の可能性が多くあるため、早期発見が今後、妊娠する可能性を左右するので、不正出血がみられた場合にはすぐに病院で検査をしてもらうことをおすすめします。
不正出血の対処法とは?
不正出血の原因がホルモンバランスの乱れである場合には冷えを改善することや、お酒やたばこをやめる、もしくは量を減らす、睡眠をしっかりとるなどして身体のストレスになっているものを減らすことで症状を改善することができるといわれています。
特に女性の場合には冷えを感じやすく、冷えが原因となり子宮への血流が滞ってしまうため注意が必要です。また、睡眠時間と活動時間の区別をしっかりつけることで自律神経が整い、ストレスの軽減に大きく役立つため生活習慣の乱れを治していくこともおすすめです。
不正出血が頻繁におこる場合には?
女性の身体はとてもデリケートでストレスや体調などの影響を受けやすいため不正出血もおこりやすくなります。しかし、あまりにも頻繁に不正出血がおきる場合や、痛みを感じる場合には早いうちに病院での検査をおすすめします。
不正出血はなんらかのストレスが身体にかかっている合図のため、自分の身体に目を向けるひとつのタイミングとしてリフレッシュの時間などをとることも症状の改善のひとつになります。
まとめ
不正出血と生理の違いは??
不正出血とは?
生理と不正出血の確率の高いみわけ方は?
不正出血の原因は?
不正出血の対処法とは?
不正出血が頻繁におこる場合には?