不妊症を疑い、病院で不妊検査をしてみたものの、決定的な原因が突き止められない、または検査上は異常が見られないという場合もあります。その場合、何に気を付けて妊娠を目指せばいいのだろうかと悩ましいですよね。 原因不明 の 不妊 について考えてみましょう。
コウノトリは忘れた頃にやってくる?原因不明の不妊症
様々な要因が重なって理由を特定できない
いざ、検査を受けて異常が見られずにほっと一安心。しかし、原因が分からないのが一番困ると思う人もいるでしょう。不妊でなくても、排卵日付近に子作りをした場合の自然妊娠率は、約20%と言われています。低いですよね。
妊娠とは、もともと人間の体の神秘の領域なのです。科学的に証明するのが難しい分野だと言えるのではないでしょうか。何も問題はないのに長期間子供ができないのは、妊娠する為のさまざま条件が少しずつ足りないからではないかと考えられます。
例えば、高齢化による母体の老化であったり、妊娠しにくい体質もあるでしょう。精子も同様に老化していきます。女性の卵子の数は生まれた頃から決まっており、初潮を迎え生理が始まると毎月毎月減っていくばかりで、生産はされません。
更には加齢によって卵子の質も落ちていくため、30代後半になると妊娠率はぐっとさがっていくのです。ですが、暗くならずに一呼吸してご自分を客観的に分析してみることをお勧めします。
不規則な生活習慣が不妊を引き起こす
現代人は一般的に忙しいです。特に仕事をしている人は、仕事の状況によって毎日遅くまで残業したり、朝早くから出勤しなければならないことも多いでしょう。
忙しい生活の中で、睡眠不足、外食しがち(栄養不足になる)、過食、また過飲、喫煙 運動不足等、健康を損ねる要因はいくらでもあります。
よく「何事にもバランスが大事」と言われますが、生活パターンにも同様で、どこかに傾倒してしまうと別の面にそのしわ寄せが来るものです。不妊の理由がはっきりしないという人は、ご自分の生活習慣を見直すことをお勧めします。
日々、極端に疲れていませんか?睡眠不足になっていませんか?一概には言えませんが、健康な体づくりができれば、赤ちゃんができた時、順調な妊娠生活を過ごしそのまま安産になるかもしれません。
また、よく出産経験者が言うのは、「産むまでは何とかなっても育てるのは本当に体力負」。妊娠前から健康な体を作っておくことはとても大事なのです。
気づかないうちに受けているストレス、プレッシャー
国立社会保障・人口問題研究所の出生動向基本調査(2010年)によると、初婚の夫婦の不妊の心配経験や治療経験の割合は年々増加しているとあります。
結婚の晩婚化、また共働きの夫婦が増加し、高齢になってから妊活を始めるカップルが増えつつある中で、なかなかできない焦りがストレスになっているのかもしれません。
そこに追い打ちをかけるように、「子供はまだなの?」「一人くらい作ったほうがいいよ」というような周囲の一言がプレッシャーになってしまうことでしょう。また、特に女性は親世代からの「孫の顔が見たい」という催促や子持ちの同世代の友人の存在なども、プレッシャーかもしれません。
また治療を受けていてもなかなか結果が得られないと「もう無理なのかもしれない」と心配になるでしょう。ですが、妊娠とは人間の神秘の領域。精神的に辛くなってきた時は、深呼吸して肩の力を抜きましょう。
長年治療を受けて成果を得られなかった夫婦が、諦めて夫婦だけの生活を楽しもうと決心した途端に、自然妊娠したというケースもあるのです。コウノトリは忘れた頃にやってくるかもしれませんよ。
まとめ
コウノトリは忘れた頃にやってくる?原因不明の不妊症
様々な要因が重なって理由を特定できない
不規則な生活習慣が不妊を引き起こす
気づかないうちに受けているストレス、プレッシャー