待望の妊娠で喜びとは反面、元気な赤ちゃんを産めるのかいろんな心配もあります。その中でも今回は ダウン症とは どういう症状なのか詳しく説明していきます。
ダウン症という言葉は多くの方は聞いたことがあるのではないでしょうか。しかし詳しくは知らない方が多いはずですので参考にしてください。
ダウン症とはどんな特徴があるのか詳しく知ろう
ダウン症とは
ダウン症という言葉は誰しも聞いたことがある単語ではないかと思いますが、正式名称はダウン症候群と言います。ダウン症候群はどんな病気かというと染色体の異常で21番目の染色体が通常は2本ですが1本多く3本あることが原因で起こる疾患といわれます。
そしてダウン症の子供の染色体が1本多い47本あり、また21番目の染色体が1本多いことから21トリソミーとも言われています。
遺伝子の異常から起こる疾患のうちダウン症が一番多いと言われていますが、日本国内では600~800人に1人の確率でダウン症の子供が誕生しています。
そして高齢出産になればなるほどダウン症の子供が生まれる確率が高くなっており25才では1500人に1人に対して40才では100人に1人と高齢になるほど確率が高くなってきていますが、高齢出産でなくてもダウン症の子供が生まれる可能性も十分にあります。
ダウン症の特徴とはどんなものか
ダウン症の特徴としていくつかの共通点がありますが、個人差もありますので全ての子供に共通するものではありません。
身体的特徴
- 目がつり上がっている
- 顔が平坦で丸い
- 幅広く低い鼻
- 耳が小さく変形している
- はっきりした二重まぶた
- 手や足の指が短い
- 首が短い
知能的特徴
- 知能、運動能力が遅れている
- 理解するのが遅い
- 手先が器用
年代別によるダウン症の特徴
0~1才
- 身体的特徴でだいたいわかることが多いです。その他には泣くことが少ない、おとなしい、体が柔らかいなどがあります。
1才~6才
- 言葉や運動能力が遅くゆっくりと成長します。そして自分の思いを相手にうまく伝える事が苦手です。
ダウン症の検査方法にはどんなものがあるのか
妊娠中にダウン症かどうかの検査を行うことができますので、出産してからダウン症とわかるよりは妊娠中にしっかりと検査を行うことで早い段階でわかることができますし家族でしっかりと話し合うことができます。
ダウン症だった場合には今後どうしていくのか、産むのか産まないのかなどさまざまな想定を考えた上で将来の話し合いをじっくりともてることができますので心配な方はぜひダウン症の検査を行うとよいでしょう。
それではダウン症の検査にはどんなものがあるのかいくつかご紹介していきますので参考にしてみてください。
母体血清マーカーテスト
この検査は妊婦さんの血液検査により血液中の成分濃度を調べることでわかります。
検査時期としては妊娠15週~21週の間に行います。この検査でダウン症、18トリソミー、開放性神経管欠損症の確率を調べることができます。
羊水検査
超音波で赤ちゃんの位置を確認しながらお臍の下あたりに針を指して羊水を採取し、羊水にある赤ちゃんの細胞から染色体の異常がないかどうか調べる検査です。
羊水検査では90%以上の確率でダウン症かどうか診断できると言われています。検査時期は妊娠16週~17週の間に行います。
出生生前検査
血液検査により遺伝子分解により染色体や遺伝子の異常を調べる検査ですが、誰でも検査ができる訳ではなく決められた条件の人のみが受けることができるのです。
夫婦でしっかりと話し合いましょう
妊娠して出産するまでにはいろんな事を話し合うことが大事です。もしも赤ちゃんに病気が分かった場合、ダウン症だった場合などどうしていくのか夫婦でじっくりと話しあってみましょう。
まとめ
ダウン症とはどんな特徴があるのか詳しく知ろう
ダウン症とは
ダウン症の特徴とはどんなものか
ダウン症の検査方法にはどんなものがあるのか
夫婦でしっかりと話し合いましょう