生理がいつもより遅れていることで、もしかして、妊娠したかもしれないと感じる人が多いと思います。まれに、着床出血が妊娠を知らせることがあります。
着床出血 の 期間 などをしり、妊娠のチェックをしましょう。
妊娠時の着床出血の期間
そもそも妊娠とは
妊娠とは、受精卵の着床にはじまり、胎芽または胎児および付属物の排出をもって終了するまでの状態をさします。
女性の生理の周期は25日~38日とされています。平均にすると、28日になります。そのうち、排卵があるのは、ちょうど真ん中あたりの14日目です。
排卵
生殖年齢の女性の卵巣では、下垂体前葉から分泌される卵胞刺激ホルモン(FSH)の働きにより、周期的な卵胞の発育がみられます。成熟した卵胞は、大量のエストロゲンを分泌し、下垂体前葉にフィードバック作用し、LHサージをおこします。
この黄体ホルモン(LH)の働きにより、卵胞が破裂し、卵子が排出されることです。また、卵子が卵管采で生きられる時間は、約24時間です。
着床とは
細胞分裂を繰り返しながら、卵管から子宮腔に移動します。最初は2個の割球にわかれ、ついで4個、8個と分裂を繰り返すことにより細胞数が増加します。3日後には、桑実胚とよばれる球状を形成します。細胞数が12~15個の割球になり、細胞が密につまった状態になります。
6~7日目に胞胚は透明帯脱出(ハッチング)をおこし、急速に大きくなり、子宮内膜に着床を開始します。子宮内膜は、血液や栄養物で厚いスポンジ状になっており、ここに潜り込み着床完了です。この時点で、妊娠が成立します。
着床出血
着床出血は、妊娠超初期症状の1つです。卵子が子宮に着床し妊娠が開始されるまさにその時に、絨毛が子宮壁を溶かし傷つけてしまうことにより、軽い出血を伴うことがあります。妊娠時に着床出血がみられる人の確率は50人に1人と、とても少ないです。
出血を伴うため、着床出血を生理と勘違いする場合があります。しかし、多くの人は着床出血がないことが多いです。
着床出血時期
排卵日に、着床するまでにかかる時間が1週間ため、排卵日の約1週間後に着床出血がおこります。着床出血が続くのは、2~3日が平均的な期間です。早くて1日で終わる人もいれば、1週間かかる長い人もいるため個人差があります。
着床出血の色・量
茶色や薄い赤色、薄いピンク色、生理のように真っ赤な鮮血とさまざまな色で、おりもののような状態で出てきますが、こちらも個人差があります。
真っ赤な鮮血だと、生理と見分けるのは難しいかもしれません。量も個人差があるため一概には言えませんが、生理の時と比較するとかなり少量です。
着床出血と生理の違
色、量、時期だけ見ても生理と区別つけるのはとても難しいです。そこで、着床出血と生理の違いの見極め方は体温測定による基礎体温です。
排卵期になると身体が熱っぽく感じる人も中にはいると思いますが、この体温を高める働きをする女性ホルモンをプロゲステロンといいます。しかし、排卵期が終了するとともに、分泌量が減少し、基礎体温が下がります。
プロゲステロンの働き
妊娠を助けるホルモンで、基礎体温をあげる働があります。子宮内膜に着床しやすい状態にととのえ、妊娠後は妊娠を継続させる働きをします。
プロゲステロンの分泌時期
排卵後から次の生理にかけて分泌されます。プロゲステロンの分泌が多い時期には、腹痛、腰痛、頭痛、精神的な不安、イライラ、むくみ、吹き出物などの症状がでる人もいます。個人差があります。
つまり、妊娠した場合、プロゲステロンは分泌し続け、高体温を維持し続けます。
まとめ
妊娠時の着床出血の期間
そもそも妊娠とは
排卵
着床とは
着床出血
着床出血と生理の違い