お腹の中で大事に育ててきた赤ちゃんといよいよご対面する時が来ました。そう、陣痛です。陣痛が始まると分娩室で出産をすることになります。ここが一番赤ちゃんも妊婦さんも頑張らなければいけない所です。しかし分娩室には何があってどのタイミングで入るのでしょうか?
今回はそんな 分娩室 についての疑問を説明します。
分娩室には何があってどのタイミングで入る?
病院の分娩室には何がある?
病院の分娩室にはいろいろな物が準備差されています。
まず1つ目は分娩台で背もたれ部分が動き角度を調節することができます。分娩台には足台や足ひも、にぎり棒がついています。全て分娩時に妊婦さんがしっかりと踏ん張れるように準備されています。
2つ目は点滴台、血圧計です。万が一出血多量などに陥った時に点滴をしたりします。
3つ目は分娩監視装置で陣痛の強さ、長さ、胎児の心拍を確認することができます。分娩監視装置を見て看護師さんがいきむタイミングを指示します。
4つ目はインファントウォーマーとベッドです。出産時に赤ちゃんに何かおこってもすぐに蘇生したり温めることができるので安心です。
他にもある分娩室とは
分娩室には他にもLDR室と助産院の部屋があり、一般的な分娩室とは少し違います。LDR室は陣痛や分娩、回復を全て1つの部屋で行うことができる部屋です。分娩台は見た目はベッドですが赤ちゃんが生まれそうになると布団をとって分娩台に変えることができます。
またソファもあり、家族や妊婦さんも座ったり休んだりすることができます。他にも医療器具が入った棚などもありますが、見た目は普通の部屋になっています。妊婦さんが緊張せずに出産に臨めるように工夫されています。
次は助産院の分娩室です。助産院の分娩室は自宅で行うのでお母さんや赤ちゃんの布団、テレビやゴミ箱、机などがあります。
どのタイミングで分娩室に入るの?
分娩には第1期と2期、第3期があります。第1期は陣痛が開始したことをいいます。陣痛開始直後に移動するのではなく、子宮口が全開になるまでは病室で待ちます。そして子宮口が全開になったら分娩室に移動することになります。
病室にいる間は看護師さんよりも家族や付き添いの人に支えてもらうような形になり、子宮口が全開になるとそのまま分娩室へ移動し分娩第2期となります。
分娩第2期までの時間は初産婦で大体3時間前後と言われています。第3期は赤ちゃんが誕生した後になります。
分娩室に持ち込むと便利な物
分娩室に持ち込むと便利な物を紹介します。
1つ目はお茶などの飲み物です。分娩は体力勝負で非常に喉も乾きます。お茶や飲み物が病院からでる所もありますが、でないようなら自分で持ち込むようにしましょう。その時はお茶に折り曲がるストローをさして持って行くと便利です。
2つ目は汗を拭くタオルやハンカチです。出産中は大量の汗をかくので立ち会いをしている人に拭いてもらうか首に巻くタオルなどを利用して拭くようにしましょう。
3つ目はうちわです。暑いのであおいでもらいましょう。他にも乾燥していたらのど飴を持っていくことも大事です。
初産婦さんは分娩室にいる時間が長い?
陣痛が開始してから出産するまでの平均時間は初産婦さんは15時間前後、経産婦さんは8時間前後と言われています。これは平均なので早い人は3時間で出産したりします。
経産婦さんの場合、産道を一回赤ちゃんが通っているので産道や子宮頚管の抵抗が初産婦さんよりも少なく済み、分娩がすみやかに進むためと言われています。初産婦さんはどうしても時間がかかってしまうので落ち着いてゆったりとした気持ちで分娩に臨みましょう。
分娩室には命を守るための道具がたくさんあります。不安に思わず、安心して出産に臨むようにしましょう。
まとめ
分娩室には何があってどのタイミングで入る?
病院の分娩室には何がある?
他にもある分娩室とは
どのタイミングで分娩室に入るの?
分娩室に持ち込むと便利な物
初産婦さんは分娩室にいる時間が長い?