いよいよ出産が近づいてくると破水、陣痛、おしるしの症状があらわれます。陣痛にもいろいろな種類があり、個人で違います。中でも陣痛が弱いと微弱陣痛になり危険なケースもあります。
今回は 微弱陣痛 はどうして起こるか、治療方法はどういうものなのかについて説明します。
微弱陣痛はどうして起こる?治療方法は
微弱陣痛って何?
赤ちゃんが産まれる時に陣痛が起こるのですが、普通は陣痛起こる度に痛みが強くなります。しかし陣痛が起こる時間の長さ、間隔、強さが足りないと子宮口が開かずにお産が進まなくなります。これを微弱陣痛と言います。
微弱陣痛は最初から痛みが弱い場合とお産途中で弱くなる、または止まる2つの場合があります。この場合は本陣痛につながらないため陣痛の持続時間や間隔、圧力計の測定を受けて微弱陣痛と診断されます。
微弱陣痛はどうして起こるのか
微弱陣痛が考えられる原因は子宮を収縮する力が弱くなることです。羊水過多の方、足し妊娠の方、または胎児が子宮内で育ちすぎて大きくなっているために子宮の筋肉が伸びてしまい収縮する力が弱まっていると微弱陣痛が起こってしまいます。
妊婦の肥満や骨盤の大きさや形によっても陣痛に時間がかかるため睡眠不足や体力低下も微弱陣痛の大きな原因となります。微弱陣痛が続くことは母子ともに危険な状態となりますので早急に対処する必要があります。
微弱陣痛になってしまったらどんな方法をとるの?
お産が長引くと母親も胎児もものすごく負担がかかります。母子ともに体力が低下している場合は胎児の心臓の音を聞いて心音が低下すると陣痛促進剤で陣痛を強めたり吸引や鉗子分娩を行います。
母親も胎児も元気で問題がない場合は陣痛促進剤を使用せずに体を動かしたり陣痛が強まる姿勢をとり対処をします。
しかし中には胎児の状態が危険だったり、陣痛促進剤があまり効かずに本陣痛につながらなかったり、母親の体力が無くなり疲労がかなり激しい場合は緊急帝王切開になります。
出産前の微弱陣痛予防方法
初産の方は特に陣痛に緊張と不安を極度に感じてしまいやすくストレスホルモンが過剰に分泌されてしまいます。ストレスホルモンが分泌されると子宮口が開きにくくなるので注意が必要です。
お産の際はストレスを溜めないようにすることが微弱陣痛を防ぐ良い方法と言われています。出産までに病院の先生、または看護師に積極的に相談し信頼関係を築いておきましょう。相談することでお産への不安を減らすことができます。
またリラックスできるものを近くに置いておきましょう。持ち込みをしていいか確認すると安心です。さらに飲食をしていない場合は冷たい食べ物ではなく温かい物を摂取することで微弱陣痛の症状が和らいだケースもあります。
しっかりと予防をして微弱陣痛に備えましょう。
普段から微弱陣痛にならないために予防しよう!
安産を目指すために普段から予防をすることが大事です。お腹が大きくなるに連れて歩いたり運動することが億劫になります。普段からお散歩をしたり軽いストレッチ、運動をして体力をつけましょう。
また、冷えやストレスは妊婦さんにとって大敵です。ストレスは微弱陣痛にも関係があるため、普段からストレスを溜めないように心がけることと、お風呂に入る際は湯船にゆっくりと浸かりましょう。湯船に浸かるとリラックスができストレス解消にもなります。
また出産後母乳が出るように出産前からおっぱいのケアをすることは収縮の関係もあるのでおっぱいのケアをする場合は一度病院へ相談をしてみましょう。
微弱陣痛は体力が無くなり激しい疲労に襲われます。安産で出産できるよう普段から予防方法や対策をとり、お産に備えましょう。
まとめ
微弱陣痛はどうして起こる?治療方法は
微弱陣痛って何?
微弱陣痛はどうして起こるのか
微弱陣痛になってしまったらどんな方法をとるの?
出産前の微弱陣痛予防方法
普段から微弱陣痛にならないために予防しよう!