「たくさん必要ならハンドメイドで~簡単なスタイの作り方(前編)」では、スタイの必要性についてご説明いたしました。それでは後編では、実際に スタイ 作りに必要な材料や 作り方 についてご説明いたします。
スタイ作りは節約だけではなく、将来的に必要なお裁縫の練習にもなります。
たくさん必要ならハンドメイドで~簡単なスタイの作り方(後編)
スタイにいい素材は?
スタイを作るために必要なものは手芸の道具と材料です。手芸道具は針と糸、最低限のものがあれば、手縫いで作ることができます。ミシンがある人は大丈夫です。スタイの材料は表布と裏布、生地が薄い場合は芯材か間の布、スタイを止めるパーツが必要です。
止めるパーツは結ぶタイプ以外に必要ですが、スナップ、面ファスナー、ボタンがあります。ボタンはボタンホールを作る必要があるので、手縫いの人は時間がかかります。
またボタンホールを開けるため、ニッパーや穴あけが必要になります。いずれも最近では少し大きい100円ショップでも手に入るものが殆どです。
布の素材はダブルガーゼやワッフル、タオル生地など吸水性が高いコットン生地がいいでしょう。新しい生地だけでなく、穴が空いてしまったタオルや古くなったシャツを利用するのもおすすめです。
古着や古布は洗濯を繰り返してやわらかくなっており、新しい布より吸収性が高いのでスタイにするにはちょうどいいのです。
またパパの古着を使えば、なかなか接点を赤ちゃんと感じにくいパパにとっても親子のつながりを感じる機会になります。
手縫いでもできるスタイはお昼寝時間で
育児中は本当に大変で手芸をする時間を捻出するのも大変です。お昼寝時間を活用してあせらず作りましょう。簡単な作り方はチラシでもコピー用紙でも薄い布に手持ちのスタイを当てて、型をうつします。
その型を元に、縫い代1センチ程度を残して、表布と中布、裏布をカットします。左右非対称の場合、表布と裏布は型も反対に当てることを忘れないで下さい。中布は厚い生地には必要ありません。芯材を使う時は洗濯できる布製の接着芯を使いましょう。
表面を内側に合わせて型のサイズに返し口を残して縫い合わせます。縫い残した返し口から裏表をひっくり返し、アイロンで形をととのえた後に返し口を閉じ縫いします。これでスタイの形ができます。
後は面ファスナーやスナップをつけるだけです。型を取る、材料を切る、縫うという3段階でできるので、一度にお昼寝時にすませてもいいし、今日は型だけというように一段階ずつ進めてもいいでしょう。赤ちゃんと自分に無理のないペースでやりましょう。
クリップや帽子止め&ミニタオルで簡易スタイ
やっぱり面倒という人は小さなミニタオルをそのまま簡単にスタイにできます。クリップや帽子が飛ばないように使う帽子クリップを使って、ふたつのクリップに太めのリボンやヒモを縫い付けます。
後はクリップにミニタオルを止めてスタイのように使うだけです。これはタオルの大きさを変えればお食事の時にも便利です。使うクリップはデコボコがない、赤ちゃんにあたっても痛くない形状にしましょう。
手作りスタイは好きな物や大切なもので作ることができるので、家族のつながりを感じることもでき、節約にもなり、将来に向けての練習にもなります。赤ちゃんに作ってあげるはじめてのプレゼントだと思って、すてきなスタイをたくさん作ってあげてみてはどうでしょうか。
まとめ
たくさん必要ならハンドメイドで~簡単なスタイの作り方(後編)
スタイにいい素材は?
手縫いでもできるスタイはお昼寝時間で作れます
クリップや帽子止め&ミニタオルで簡易スタイ