妊娠初期に少量の出血が伴うことがあるとは聞いていたけど、それにしては少し多いかもしれない、下腹部に痛みがある、など気になる事がある人は直ぐに病院へ受診しましょう。
妊娠中、特に初期は何が起こるかわかりませんし、出産を何度経験しても全く同じように経過する妊娠はありません。病院に行ってみたら切迫流産だったと言う人も少なくないのです。
切迫流産 だった場合、 安静期間 は決まっているのか疑問に思う人もいるはずです。残念ながら安静期間は人それぞれであり、安静にしているからと言って確実に治るわけではないのが事実です。
切迫流産の安静期間はどれくらい?
切迫流産とは
まず流産と言うのは、妊娠初期から22週未満の間に妊娠が継続できなくなることを言い、既に赤ちゃんが死んでしまっている状態です。
「切迫流産」はその一歩手前の状態、流産しかけていることを言います。しかしお腹の中で赤ちゃんはまだ生きているので、医師の指示に従い安静にすることで、妊娠を継続できる可能性があります。
切迫流産の症状
切迫早産は、妊娠21週までに下腹部に痛みや張り、出血など流産と似た症状がありますが、赤ちゃんの心拍は確認できます。
これらの症状以外に、下痢が続いておかしいと感じたため病院を受診した所、切迫流産だったと言う人もいます。自覚症状がない人もいるため、腹痛や出血がないからと言って一概に「切迫流産ではない」とは言えません。
切迫流産の原因
妊娠初期の流産、または切迫流産の原因は、ほとんどが胎児の染色体異常であるとされています。ですが、明らかに母体に異常がある場合は、その事が原因になっている可能性もあります。
原因としてあげられるのは、子宮内の炎症、子宮筋腫がある、子宮頸管無力症(子宮口が緩くなっている)、喫煙などです。
特に喫煙は害でしかありません。たまに「ストレスは妊娠中に良くないから、ストレスになるくらいならタバコを吸っていた方が良い」と言う人もいますが、そんなことはありません。
健康な人にとっても有害物質であるタバコは、胎児にとっても良くないのはわかりきっていることですし、切迫早産以外の事態も招くかもしれません。ストレスが溜まるから、と言うのは言い訳に過ぎません、絶対にやめましょう。
切迫流産の安静期間
切迫流産の度合いにより、薬を処方され家で安静にしてくださいと言われる場合と、入院しましょうと言われる場合があります。
家で安静にと言うのも、仕事はなるべく休み、運動は禁止、家事などでもお腹に負担になることは避けなければなりません。重い物を持つことや歩き過ぎには要注意です。
流産になる危険性が高い場合や、最初は自宅安静と指示されたが、あまり状況が変わらないと言う場合は、入院に切り替わることもあります。医療機関で適切な治療、または子宮頸管無力症である場合は手術をし、安静に過ごします。
安静期間は人によって異なります。順調に妊娠が進み赤ちゃんの状態が安定すれば、普段の生活が送れるようになります。
ですが、なかなか状況は変わらず、依然として危険な状態、退院できる状況ではない、と診断されれば何ヶ月も入院しなければなりません。中には初期から出産まで入院する人もいます。
切迫早産と診断されたら
無理をせず安静にすることが大切です。仕事をしている人は会社に迷惑を掛けてしまうなど、心配ごとも多々あるはずです。
しかし愛おしい命には代えられません。安静に、と言われた時に安静にしなければ、最悪な結果になる可能性もあるのです。周りのことは気にせず、この時くらいは自分と赤ちゃんの事を1番に考え、切迫流産を乗り越えましょう。
まとめ
切迫流産の安静期間はどれくらい?
切迫流産とは
切迫流産の症状
切迫流産の原因
切迫流産の安静期間
切迫早産と診断されたら