現代人は忙しいのが常です。それは妊婦さんも例外ではありません。女性の体は敏感にできているため、忙しい日常から心身に無理が重なると、その ストレス から 生理の遅れ や生理不順を招いていることが少なくありません。
ここでは、生理が遅れる理由とストレスマネジメントについて考えてみましょう。
生理の遅れはストレスのせい?生理不順とストレスマネジメント
排卵の異変が生理の遅れに…
通常、生理サイクルは規則的な人の場合25日~38日位です。3週間少しで生理が来る人もいれば、1か月と1週間という長いサイクルの人もいるというわけです。
しかし、毎回規則正しい生理を迎える人もいれば、その月によって違うという人もいます。生理は排卵が行われた後、妊娠しなかった場合にきます。そのため、生理が遅れる原因について考える時、排卵の状態に注目する必要があります。
排卵が規則正しくおきていれば、排卵後2週間前後で生理が始まります。しかし、排卵に遅延があった場合、当然その影響が生理の遅れや生理不順に関わってくるのです。では、排卵の遅れはなぜおきるのでしょうか。
ストレスが引き起こす生理不順
現代人にとってストレスは避けて通れないものです。人間関係や仕事で問題をかかえていると、それがストレスとなって体に負担をかけます。排卵は、脳内の視床下部からホルモン分泌が起きてその働きによっておきますが、ストレスの影響を受けやすいと言われています。
脳がさまざまな要因からストレスを受けていると、排卵するように命令を出しても、自律神経の中枢部分がうまく働かなくなります。その結果、排卵の遅れや無排卵という事態になってしまうのです。
しかも排卵は、妊婦さんの些細な心配事にも反応します。例えば、旅行を予定している人で生理が遅れると旅行と重なってしまい不便だと心配に思っていると、それが排卵を遅らせる原因になり、本当に生理が遅れてしまうというのです。
自分の体を知ろう
ストレスとうまく付き合い生理が遅れないようにするには、まずご自分の体質を知っておくことが大切です。日頃から基礎体温をつけて、ご自分の体の状態を知っておきましょう。
性格的な部分も関係しますが、ストレスとどのように付き合っていけばいいのか、模索できるようになれば大きな進歩です。特に今後妊娠出産を計画しているなら、基礎体温の測定は基本です。
ご自分の生理サイクルを知り、いつからいつまでが低温期で、高温期に入ってから何日位で生理が訪れるのか把握しましょう。生理が遅れた時、その原因を探ることができます。
その他の理由として、生理予定日になっても高温期が終わらず、すでに生理が1週間近く遅れている場合は妊娠の可能性も考えられます。ほかに病気が原因で生理が遅れる場合もありますが、その場合はほかにも症状が出ているはずですので、異変を感じる時は受診しましょう。
生理が遅れないために
生理が遅れる理由はストレスだけではありません。過激なダイエットや、体内時計が崩れるほどの不規則な生活、過度の喫煙飲酒など、体に無理がいく生活をしていても影響します。
しかし、どんなに健康的に過ごそうとしても避けられないくらい、私たちはストレスと付き合っていかなければなりません。それでは、ストレスとどのようにつきあっていけばいいのでしょうか。
まずは、健康的な生活を意識しましょう。食生活の見直し健康的に食べ、よく眠り、適度の運動を心掛けましょう。また、ご自分なりのリフレッシュ方法を見つけることも大切です。
仕事の負荷が多く大変な人、また重大な問題を抱えている人は、思い切ってストレスの原因の除去を考えることも必要です。
些細な事でもストレスになって生理の遅れを招くことがあるため、あまり深く考えず気持ちを楽に持つように心がけましょう。生理の遅れが心配だという人も、読書や映画鑑賞などの趣味を楽しんで、悩み自体を忘れてしまうことも大切です。
まとめ
生理の遅れはストレスのせい?生理不順とストレスマネジメント
排卵の異変が生理の遅れに…
ストレスが引き起こす生理不順
自分の体を知ろう
生理が遅れないために